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4−1−2 休憩施設(海洋レジャー研修センター)
(1)レストラン等利用者数の検討・想定
(1)利用者数
 レストラン等の利用者数は、マリーナ(「和船資料館」)への来訪者数の10%と想定する(類似複合施設の一般的な見込みは来訪者の3割)。
マリーナ想定来訪者数:670万人×0.02=13万4,000人
134,000人(マリーナ想定来訪者数)×0.1=13,400人(レストラン等想定利用者数)
(2)客単価
 レストラン等想定利用者の客単価を¥2,000/人と想定する。
 
(2)会議場・研修室の利用件数の検討・想定
(1)稼働率
 会議・研修室は、類似施設の一般的な利用状況をもとに稼働率を設定した(全室とも30%)。なお、利用形態は、1日あたり3時間を基礎単位と想定する。
□会議室、研修室ともに30%
□年間利用時間は300日(営業日数)×0.3×3時間
(2)利用料金
 会議室、研修室の利用料金は伊勢市内の類似施設の設定料金を参考に、住民利用者を想定して低めに設定し、1時間あたりの利用料金を次のように想定する。
□会議室:¥10,000/1h
□研修室:¥2,000/1h
 
4−1−3 造船資料館
 造船資料館の整備に関しては、そのコンセプト等基本的な方針が、伊勢市や県、地域の多様な団体との協力、調整により検討がすすめられていくものであり、また、資料館としての性格から文化事業的な意味合いも強く、とくに収益的な性格のある施設ではないことから、本調査研究での収支試算はおこなわず、施設そのものの基本構想をすすめていくことが今後の検討課題となる。
 
4−2 収入計画の検討
4−2−1 マリーナ関連施設
(1)PB等に関する収入
(1)PB等の保管に関する収入
 PB等の保管による収入は、先に想定された契約状況と保管等の想定料金から、各案ごとに次のように想定される。
 なお、船台については保管者全員が契約時に購入するものとし、貸船台の利用者はゼロと想定する。
第1案および第2案におけるPB等保管に係わる収入想定は、下表のとおりである。想定では、4年目以降毎年同額の収入が得られるとしている。
 
表 PB等保管に係わる収入想定(「第1案」、「第2案」)
 
第3案におけるPB等保管に係わる収入想定は、下表のとおりである。「第1案」および「第2案」と同様に想定では、4年目以降一定の収入が得られるとしている。
 
表 PB等保管に係わる収入想定(「第3案」)
 
(2)揚降料による収入
 揚降料収入は、マリーナに保管されている艇がそれぞれ平均年間15回利用すると想定して算定する。算定結果は次のとおりである。なお、簡易係留施設(ビジターバース)を整備していることから、ビジターによる利用は見込まない。
[第1案および第2案]
初年度:2,332,500円
  大型:13台×15回×9,000円=1,755,000円
  小型:7台×15回×5,500円=577,500円
2年目:5,722,500円
  大型:32台×15回×9,000円=4,320,000円
  小型:17台×15回×5,500円=1,402,500円
3年目以降:9,330,000円
  大型:52台×15回×9,000円=7,020,000円
  小型:28台×15回×5,500円=2,310,000円
 
[第3案]
初年度:2,332,500円
  大型:13台×15回×9,000円=1,755,000円
  小型:7台×15回×5,500円=577,500円
2年目:5,722,500円
  大型:32台×15回×9,000円=4,320,000円
  小型:16台×15回×5,500円=1,320,000円
3年目以降:9,330,000円
  大型:44台×15回×9,000円=5,940,000円
  小型:16台×15回×5,500円=1,320,000円
 
(2)簡易係留施設(ビジターバース)による収入
 簡易係留施設(ビジターバース)利用による収入は、各案ごとに次のとおり想定される。
第1案:6,480,000円
  大型:2,160台×0.5×4,000円=4,320,000円
  小型:2,160台×0.5×2,000円=2,160,000円
 
第2案:4,050,000円
  大型:1,350台×0.5×4,000円=2,700,000円
  小型:1,350台×0.5×2,000円=1,350,000円
 
第3案:2,430,000円
  大型:810台×0.5×4,000円=1,620,000円
  小型:810台×0.5×2,000円=810,000円
 
(2)海上タクシー(クルージング等)
 海上タクシーでの収入は次のとおり想定される。
180時間(年間)×3,000円=540,000円
 
(3)舟艇販売収入
年間30,000,000円の売上げと想定する
 
(4)無線講習収入
1回(年間)×50人(各回)×18,000円=900,000円
 
(5)観光漁業等収入
1,000人日×10,000円=10,000,000円
 
(6)地域水上アクセス(水上バス等)
 地域海上交通アクセス(海上バス等)による収入は次のとおり想定される。
6,700人×500円=3,350,000円
 
4−2−2 休憩施設(海洋レジャー研修センター)
(1)レストラン等利用
(1)物販
 休憩施設(海洋レジャー研修センター)内での地場産品や飲み物等の販売にともなう収入をマリーナへの来訪者数の30%を対象に、次のように想定する(客単価:¥1,500/人)。
134,000人×0.3×1,500円=60,300,000円
 
(2)レストランなどでの飲食
 レストラン施設での飲食にともなう収入を次のように想定する(客単価:¥2,000/人)。
13,400人×2,000円=26,800,000円
 
(2)会議室・研修室
 会議室・研修室利用による収入を次のように想定する。
会議室・研修室収入:3,780,000円
  会議室:300日×3時間×10,000円×0.3=2,700,000円
  研修室A:300日×3時間×2,000円×0.3=540,000円
  研修室B:300日×3時間×2,000円×0.3=540,000円







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