(2)隣接するマリーナとの連携・運用
本案(第2案)の基本的な考え方としては、ポイント「L」の敷地を利用、「隣接マリーナとの連携を考慮」、「PB等の主たる保管は陸上」とする。
第2案における施設概要は下表のとおりであり、また、施設の配置および各施設ごとの発揮が求められる機能のイメージは、次頁以降の図のとおりである。
「第1案」との比較して、親水空間の確保の面でより広い空間整備が可能となると考えられる。また、芝生広場に関して、より広がりのある空間整備が可能となり、イベント開催時の空間確保に「第1案」よりも優れていると考えられる。
しかし、一時係留のための施設(簡易係留施設)において、「第1案」よりも若干係可能隻数の確保が少なくなると考えられる。
表 「第2案」における施設の概要
施設 |
設備 |
概要・備考 |
マリーナ施設 |
ボートヤード
(大型) |
□ |
大型のヨットクルーザー等を陸上保管 |
□ |
上下2段ラック、52隻保管 |
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ボートヤード
(小型) |
□ |
小型のモーターボート等を陸上保管 |
□ |
上下2段ラック、28隻保管 |
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簡易係留施設
(ポンツーン) |
□ |
ビジターバースとして活用 |
□ |
マリーナ外部の船を含め、一時的に係留可能な施設 |
□ |
約8〜12隻係留可能 |
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簡易係留施設
(防波堤型) |
□ |
ビジターバースとして活用 |
□ |
休憩施設前に設置するものは、一部、海上バス、海上タクシー等の停泊場として活用 |
□ |
マリーナ外部の船を含め、一時的に係留可能な施設 |
□ |
12隻程度の係留可能 |
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クレーン |
□ |
ワイヤーロープでボートを吊し上げ、アームの回転または横行によってボート等を移動させる上下架設備 |
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斜路 |
□ |
台車(船台)、そり等とウインチやフォークリフト等を組合せ、船を揚降するための通路 |
□ |
既存の設備を活用 |
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修理ヤード |
□ |
PB用と木造和船造船用の大小2ヶ所設備 |
□ |
艇体およびエンジンの修理のための施設 |
□ |
木造和船造船技術伝承のための体験施設としても活用 |
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クラブハウス |
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付帯施設 |
駐車場 |
□ |
常時保管艇用、ビジター艇用、その他地域活動等のためのマリーナ来訪者用の駐車施設 |
□ |
橋を挟んで対岸に整備 |
□ |
イベント時などの来訪者の利便性も考慮し広めに整備 |
□ |
駐車可能台数約122台 |
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芝生広場 |
□ |
屋外での各種イベント等の開催による地域拠点としての活用 |
□ |
マリーナ全体の景観的イメージの向上につなげるため整備 |
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親水空間 |
□ |
マリーナ来訪者や地域住民のための水遊びのできる空間として整備 |
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休憩施設
(海洋レジャー研修センター) |
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造船資料館 |
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図 「第2案」の施設配置計画
(拡大画面:67KB) |
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図 「第2案」の施設配置計画における機能発揮イメージ
(拡大画面:128KB) |
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