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3−3 施設整備構想の検討
3−3−1 ポイント「L」を利用した場合の整備構想案
(1)単独整備・運用
 本案(第1案)の基本的な考え方としては、ポイント「L」の敷地を利用、「当該敷地での単独整備・運用(隣接マリーナとの連携は基本的に考慮しない)」、「PB等の主たる保管は陸上」とする。
 第1案における施設概要は下表のとおりであり、また、施設の配置および各施設ごとの発揮が求められる機能のイメージは、下図のとおりである。
 
表 「第1案」における施設の概要
施設 設備 概要・備考
マリーナ施設 ボートヤード
(大型)
大型のヨットクルーザー等を陸上保管
上下2段ラック、52隻保管
ボートヤード
(小型)
小型のモーターボート等を陸上保管
上下2段ラック、28隻保管
簡易係留施設
(ポンツーン)
ビジターバースとして活用
マリーナ外部の船を含め、一時的に係留可能な施設
約8〜12隻係留可能
簡易係留施設(防波堤型)
ビジターバースとして活用
休憩施設前に設置するものは、一部、海上バス、海上タクシー等の停泊場として活用
マリーナ外部の船を含め、一時的に係留可能な施設
18〜20隻程度の係留可能
クレーン
ワイヤーロープでボートを吊し上げ、アームの回転または横行によってボート等を移動させる上下架設備
斜路
台車(船台)、そり等とウインチやフォークリフト等を組合せ、船を揚降するための通路
既存の設備を活用
修理ヤード
PB用と木造和船造船用の大小2ヶ所設備
艇体およびエンジンの修理のための施設
木造和船造船技術伝承のための体験施設としても活用
クラブハウス
具体的な設備概要については既述
付帯施設 駐車場
常時保管艇用、ビジター艇用、その他地域活動等のためのマリーナ来訪者用の駐車施設
橋を挟んで対岸に整備
イベント時などの来訪者の利便性も考慮し広めに整備
駐車可能台数約122台
芝生広場
屋外での各種イベント等の開催による地域拠点としての活用
マリーナ全体の景観的イメージの向上につなげるため整備
親水空間
マリーナ来訪者や地域住民のための水遊びのできる空間として整備
休憩施設
(海洋レジャー研修センター)
具体的な設備概要については既述
造船資料館
具体的な設備概要については既述
 
図 「第1案」の施設配置計画
(拡大画面:125KB)
 
図 「第1案」の施設配置計画における機能発揮イメージ
(拡大画面:187KB)







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