★見学二日目★ 12月26日(水)
参加者 伊藤英之 今村恵 遠田雄三 花崎雪奈 増田雄一 浅野由佳 本木敬子
この日のメンバーは、集合時間の3分前には参加者全員が集合してしまうと言う快挙を成し遂げ、予定到着時間の30分以上前には現地についてしまうというやる気満々な感じ。デイホームに入ると、そこにはお年寄りにお茶を振る舞う佐藤恭子さんの顔が。見慣れた顔にちょっとほっとするメンバー。見学の注意を受けた後、実際にお年寄りの間に入ってお話をすることから始まりました。
普段お年寄りに接することがほとんどないメンバー。利用者さんと向き合う彼らの顔には「何を話したらいいの?」のとまどいが色濃く現れていました。自分の興味ある話をしたらいいのか、利用者さんの話を聞いたらいいのか?でも利用者さんもそんなに話してくれないし・・・。実際利用者さんのほうも緊張していた様子で、お互いが遠慮しあってしまったみたいです。
その後円になって椅子に座り、職員の方のお話を聞いたあと、軽い体操とレクレーションをしました。体を動かすうちに次第に緊張もほぐれてきたのか、玉入れの頃には大きな笑い声もでて、利用者さんと一緒に楽しむことができました。
そしてあっという間のお昼。利用者さんと一緒に食べました。背筋をぴーんと張って、何やら立派な姿勢で食事する雄三君。どうしたのかと思ったら、「お年寄りの前だから、食べ方とか注意されるかと思って姿勢を良くしてみた。」との事。反対にすっかりくつろいだ様子の増田君。「雰囲気に和んじゃって、見学に来たことを忘れて自分も利用者になってしまった。」のだそう。無理をして話さなきゃなんていうプレッシャーがないところが気に入ったのだとか。音や声をまねるプーさんで利用者と交流を図ろうとする龍輝君。柄にもなく緊張し苦戦していた様子。「プーさんがあってよかった。」でも玉入れの時には絶妙な箱さばきで、利用者を楽しませていました。
午後には前日と同じく、箸入れとポチ袋作りをしました。ここにきてやっと、作業を通して自然なコミュニケーションがとれてきたようでした。自分ではうまく張ったりすることのできない利用者さんを優しくフォローするメンバー達。伊藤君や龍輝君が利用者さんをリードする姿はとても自然で、利用者さんもすごく気持ち良く頼ってくれていたように思いました、だいぶ緊張もとれて来たのか、近くのお年寄りと楽しそうに話す今村恵ちゃん。「初めは緊張していたけど、途中から話すのが楽しくなった。」とのこと。いろんなところに出かけては利用者さんに話しかけていました。
その後帰り始めた利用者さんを見送りながら、昔の歌を一緒に歌ったり、ホームの掃除を手伝ったりしました。
反省会では「利用者さんに元気をもらった」という雪奈ちゃんの感想や、「一日だけではまだ緊張していて感覚がつかめなかった。ボランティアとしてとか、もう少し来てみたい。」という感想がでました。自分のことに精一杯でなかなか職員の人達の対応にまで目を向ける余裕のなかったメンバーですが、講義で聴いていたより利用者が元気で「これなら自分もやれるかもしれない」の気持ちを持った人も多かったようです。実際には痴呆の老人に対する職員の方の対応など、意識してみれば難しい場面はたくさんあり、学ばなければならない点もまだまだあります。
感想にもありましたが、デイホームの活動はフリースペースの活動とも似た場面が多く、どうしたら利用者が生き生きと楽しめるデイホームになるのかという点では、自分たちと重ね合わせながらより身近に感じられたのではないでしょうか。利用者が主体的になるための職員やボランティアの関わり方とは・・・その点からもっともっと考えを深めていけたらと思いました。
デイホーム体験感想集
今日はデイホームということを知る良い機会だと思った。反省することがたくさんある気がする。一つにお年よりの方たちを楽しませることが出来なかったしすごくお年よりの方たちが自分のことをつまんないんだと思っているんじゃないかと思ってしまった。あとは、均等に色々な人と会話が出来なかった。でも1つだけいいことがあった。それはあるお年寄りの方と喋っているときにその方が昔の話をしてくれて、ちょっとだけ戦争の当時の話をしてくれた方かいた。10代〜20代の人を見ると昔か思い出され、泣きたくなると言っていて、すごく泣きそうになってしまった。こういう話をしてくれる人が少なくなってしまった気がする。ちょっとだけ幸せな気分にさせられた。あと想像していた所とは全く違っていた。経験して、結果的には良かった。普段自分には近くにおばあちゃんおじいちゃんがいないし、こういう現実があるというのはわかった。もっと若い人たちに知らせる事が必要だと思う。老人ホームという名前は知っているけど、行ったことがないという人がほとんどだと思う。
今回はデイホームの方々と一緒に和んでしまいました。老人の方々のほのぼのとした雰囲気が僕を共鳴させ、実習ということをすっかり忘れてしまいました。
そして今回は人間とは本当に色々な人がいるなと思いました。老人といっても十人十色、その性格は様々で人間観察しているだけで、ぼくは面白かったのです。僕が今回の実習で考えたのは人間とはうまれる時は赤ちゃんでそして年をおいていくことによって幼児的な存在に戻っていくものではないかと思いました。だからそれぞれの性格の芯の部分が出て、それぞれの個性が強くなるということではないでしょうか。
デイホーム池尻に見学に行った。感想はもう一度来たいと思った。行って、まず驚いたことは来ている方たちが結構元気だったこと。行った日がたまたまだったのかもしれないが食事も一人で食べている人がほとんだっだった。行く前に予想していた感じとはだいぶ違った。あとは、利用者の方々になんて言うか年相応の接され方をされたと感じた。孫くらいの年の接し方だなと思った。それ以上もそれ以下でもなくいまになって見るとそんなでよかったのかもギモンだ。行って、果たして自分がデイホームのみなさんの役に立ったかは分からないけれど、もう一度行きたいと思った。
★修了式のお知らせ★ 1月12日(土)修了式を行います。
10時〜11時半 「大宮さんの話を聞こう!」
大宮さんは杉並区に住む、脳性マヒというハンディキャップをもつ方です。ヘルパーの研修を何十人も受け入れているという「ヘルパー通」。利用者にとってどんなヘルパーが理想なのか、教えてもらいます。
11時半〜12時 「先輩に聞こう!」
学習センターOGで、専門学校を卒業し現在「有料老人ホーム」で働いている川上泰代さん、学習センターOBで現在作業療法士をめざして大学に通う清村秀樹くんの話を聞ききます。どうしてその仕事を目指したのか、どんな勉強をしているのか(したのか)、実際やってみてどうか、など、なんでも聞いちゃいましよう。
〜会食〜
13時〜15時 修了式
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