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2. 講座を終えて(受講生の感想) 2/2
 
U.A 池尻に実習に行った時、痴呆の方が多かったせいか、ものすごく空気がさびしかった。テーブルで痴呆同士の人たちが向き合っていた。他の施設と併設することも必要だと感じた。社会の中で暮らしていくという雰囲気が必要なのかもしれない。自分は場の雰囲気をすごく気にしてしまう。講座はおもしろかった。講師の方が技術だけでなく、気持ちをぶつけてくれた。一人ひとりが自分の健康を感じて生きていく。ADLという言葉を教えてくれた伊藤先生が言っていた「生活の質が寿命に関係する」ということが自分の中に一番残っている。健康・福祉にもっともっと上の部分を目指していくこと、気持ちよく生活できることが国のスタンダードにならないといけないのではないか
 
H.Y 池尻の実習では、利用者さんと普通に接して、ちょっと物忘れがひどいなと思ったくらいだったけど、後から痴呆だと分かった。利用者さんたちの空気の流れ方はゆっくりだったけど、ヘルパーさんたちはてきぱきしていた。講義自体は学びになった。学校の楽しい一面を思い出した。もともと福祉に関心があったので、楽しかった。
 
T.Y 実習は楽しかった。お世話をするという感じではなかった。自分がまだまだ甘っちょろいなぁと感じた。講義は睡魔との戦いもあったが、自分の中身となっていくように回を追うごとに楽しかった。自分の考えが充実した。
 
H.Y みなさんとっても元気がよかった。いろいろと勉強になりました。
 
I.K 自分が想像していたよりも、池尻は小さかった。何より話していて楽しかった。ボラに来ているという感じでもなかった。孫のように見られた。ボラでいろんなところに見に行きたい。毎回睡魔との戦い。話は面白かった。机の前に座ることに時間とともに慣れてきた。自分の頭がついていかないこともあったが、最後まで続けられたのも自分がやりたいと思ったから。最も身近な祖母が半身麻痺しているから、自分が今出来ることをやりたい。
 
K.T みんなはその場に合わせられる人たちなんで、自分よりしっかりやれているなぁと、学校で落ちこぼれていたことを思い出した。現場で実習したりとか、体を動かして覚えることのほうが、自分には向いているみたい。
 
I.H 池尻の実習では病院みたいな場所を想像していたが、食堂のようでびっくりした。ヘルパー三級を採ったという実感はない。せっかくだから学んでみようと思った。やっていくうちに実感がわいてくるのかな。
 
 
 
 
 
 
 
 







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