感想 「サービス利用者の理解」
I.K 橋本さんの感想は、“本当にすごい人なんだなあ”という事。全ての人を何か包み込むような感じで、すごくなごみます。私がそうなんだけど、けっこう障害の人を前にすると、“怖い”と思うことがよくある。だけど橋本さんはそんな感じではなく、なごやかになった。あれは橋本さんの人柄でもあるし。すごく障害に負けない、という力が、というよりオーラが出てますね。とりあえずおもしろい人だなあと思った。たくさん力をもらったから、自分もがんばりたい。
M.Y 橋本さんの一言一言にエネルギーをもらいました。病気というのは、その病気の種類などは重要ではなく、問題はその本人の問題なのだと思った。橋本さんとヘルパーさんの方々の雰囲気もとても、アットホームなものが感じられました。介護する側と受ける側の関係がぎこちないものではなく、自然なものだと良いなと思いました。“ただ生きているだけでも人間、価値がある”橋本さんは、ただ生きているだけじゃないけれど、橋本さんの発する言葉の姿勢にそんなものを感じた。
T.N 講義を受けて、すごいパワーをもらった。そのもらったパワーを自分なりの表現方法で返したい。私の場合はDANCEというものなんだけど、今ダンスをやめようか悩んでいるんだけれど、あきらめられない。という気持ちにさせてくれた。私は、「DANCEでエネルギーををもらい、私もDANCEでエネルギーをあたえたい」と思っていたのに、それをまだやっていない(できていない)のに、辞めてしまうことになってしまう。だからもうしばらくは辞められないと今日思いました。まだ、落ち込んでいるけれど、頑張りまーす。
A.Y 橋本さんのコミュニケーションを間近で見て、人間の生きる力ってすごいなぁと素直に思いました。まばたきで介護者とのコミュニケーションを成立させ、気持ちが通い合っているのを目の当たりにして、言葉以上に、相手に伝えたい、相手を理解しようとする心の通い合いを感じました。いつでも自分のことをわかってくれる人なんていないのだから。橋本さんは24時間介護を必要としている。介護人がいなくては、“生きる”事そのものが困難となる。ただ、橋本さんと介護者の関係をそばで見て感じたことは、対等であり、互いに気持ちをぶつけ合えているように見えた。そして何より介護者の人が語ってくれた“自分を成長させてくれる”ということに、とっても魅力を感じた。介護する側にとって気持ちよく続けることが出来る重大な要素だと思う。“介護”という関係は、人と人とを出会わせるというだけでなく、その時間をお互いが気持ちよく過ごせることが重要だと思う。“生きている”ただそれこそが尊い価値のあることなのだということすら忘れて、社会のたくさんの欲や評価に戸惑い、自分を価値のない人間だと思いこんでいることに気付かされた。
T.Y 今日、橋本さんの話を聞いた。橋本さんはALS。しゃべることができない。だから、正確に言えば、橋本さんの言葉を代弁している介護者の人の話を聞いた。ということだろうか?。なんか不思議な感じだった。しゃべっている人の考えではなくて他の誰かの意志を話している。そこに、信頼があるから出来るのだろうか?そこら辺を聞いてみたかった。
H.Y この講座は実際の人と会って話しをして過ごせたことが印象に残った。また、こういう機会があってほしいと思う。人のふれあいって大切だ。人ってすごいなぁと感じました。
T.M ビデオの男の子を見たときに泣きそうになった。なぜ泣きそうになったかは自分でもよくわからない。が、無表情な顔の奥底でいくつもの感情が渦泣いているところには特にぐっと来た。ビデオの男の子やみさおさんの話もそうなんだけど、私はすごく彼らは普通だなって思った。みさおさんの強がるところなんか特に(笑い)。私はずっと不登校で社会からはずれてきたって思っているから特別かわってとか、かわいそうっていうのはなかった。私は難病じゃないけど、心も体もぐるぐるに縛られてて自由に身動きできないって思うから共感もした。ただ、自分は普通なんだって思ってもらいたい気持ちは良〜くわかるけど普通じゃなくてもいいんだよともみさおさんに思った。だってみさおさんは十分普通だし、普通じゃないところもある(笑い)。みさおさんに限らず、みんなそうなんじゃないかなぁ。私も自分はホントに普通だなって思うところもあれば、何でこんなに普通になれないんだろうって思うところもある。その二つがあって良いんじゃないかな。そう思えるためにも社会がもっと人とちがっても良いとか普通じゃないことを許すような社会であってほしいと思う。(やっぱりいまだに世間の目を厳しく感じます)
M.K 「生きる」ということの本当に重要な部分について教えられた。橋本さんが見つめている“命”の姿は、私が現在感じている“命”とは生々しさがちがう気がして、私がまだまだ感じることの出来ていない“命”の不思議さを思った。“生きる”ということをもっともっと濃密に実感したくなった。
補講「ビデオによる学習」(12月13日)
H.Y 橋本さんとヘルパーさんのコミュニケーションの仕方に驚いた。ヘルパーさんが橋本さんに質問に対しての答えをちゃんと一回一回聞いてから、それを代弁しているのを見て、「ヘルパーの役目の基本は、こういうことなのかも。そして、ヘルパーだから・・・というのではなく、日常での友人との会話や、親との会話もそれに似たことをしていった方がいいんだろうな」と思った。新発見なことが多かった。
I.H 橋本さんの話を聞いて思ったこと。同じような病気の人は初めてみたワケじゃなくてテレビで一度見たことがあって、その時は衝撃が走ったような気がした。橋本さんを見た第一印象は、つらくないんだろうかと思ったり、話が通じるのかと思ってしまった。実際自分だったらと自分のことを振り返った。ヘルパーと橋本さんの関係にも感心した。ヘルパーをマスターするのに知恵が必要で、コミュニケーションの方法も大変だと思う。本人はしゃべれなくて、ヘルパーが手助けしなくてはけない。自分の意志とちがうことが出てきてしまって通じないときがあるんじゃないかと思った。橋本さんを通じて色々教わることがあった気がした。
I.T 今回のヘルパー講座はとても興味深い話しでした。ALSという病気と闘っている橋本さんという人の話。僕にとってそういう人と会うことが初めてでした。僕の母方の祖父もALSで死んでしまったのですが、その時はALSの苦しみがわかんなかったです。で、今回の講義でも分かりませんでした。だって、その橋本さん、ものすごく楽しそうにしていました。僕はまだALSのことが知りたいです。
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