（1）「トラック運送事業用マニュアル」の基本的枠組みを踏襲する

　マニュアルの構成、段階評価方法等の基本的枠組みについては、「トラック運送事業におけるグリーン経営推進マニュアル」を踏襲しつつ、バス・タクシー事業の特性を考慮して作成する。

　

（2）事業者の自主的・継続的な取組が可能な内容とする

　事業者が、環境保全への取組方針や推進体制を整備し、目標と計画に沿った取組の実施、実施結果の点検、評価、見直しを自主的・継続的に行うことができる内容とする。

　

（3）事業者が容易に取り組める内容とする

　中小規模の事業者が多いことから、環境問題への取組に対する十分な経営資源の投下が難しい等の実態を考慮し、できるだけ簡易でコンパクトな枠組みとし、事業者が容易に取り組める内容とする。

　また、新たな資料の作成等の手間をできるだけ省き、運行日報等の既存資料を活用するなどによって、事業者が取り組みやすい内容とする。

　

（4）ISO 14031（環境パフォーマンス）の考え方に沿って作成する

　環境保全活動の結果である環境負荷（環境パフォーマンス）を把握・評価し、その結果をもとに取組の改善を図る仕組みであるISO 14031（環境パフォーマンス評価）の考え方に沿いつつ、ISO 14001（環境マネジメントシステム）の考え方も参考として、実効性を高めるためのマニュアルを作成する。