日本財団 図書館


生活環境について
1, 学食にはなかなか慣れない
黒竜江東方学院 903 井上昌人
 八畳くらいの二部屋。バス、トイレ、あまり深くないがバスタブあり。洗濯室。クローゼット二つ。冷蔵庫、電子レンジ、全自動洗濯機、給水機。セミダブルのベッド、NHKおよびNIME WORLD(日本から世界に配信する英語字幕つき教育番組)他、世界各国の衛星テレビが受信できる大型テレビ。現在、炊事設備がなく強く要望中。学食の食事にはいつまでたっても慣れることができない。
 
2, 衣類は思ったより高値
長春師範学院 893 岩田孝雄
 職員住宅は新築マンションのように広くて、快適です。電話は日本へは直通でかけられる。テレビ・洗濯機は中古であるが、一応機能している。浴槽はないが、シャワーは十分に使える。但し20分間継続して使用するとぬるま湯になる。日常の買い物は心配なし。衣類は思ったより高値なので、持参をすすめる。ユニクロのフリースのシャツやジャンパー、コートなどは結構重宝している。クイックル・ワイパーの持参も勧めたい。単身赴任の方は時には寂しくなるので、カッセト・テープもお忘れなく。あとはこちらで何でも購入すればよい。
 
3, 出前のカレーライス16元
北京大学国際関係学院 867 赤松 衛
 大学校内にある教員宿舎は、2部屋とバス・トイレ。2部屋の内訳はベッドルームと勉強部屋である。ベッドルームには2つのベッドがあり、テレビもある。残念ながらNHKは見られない。電話もあり、国際電話もできる。インターネットも可能。勉強部屋には、机と本棚と椅子があり、来客も接待できる。毎日、掃除に来てくれるのでいつも清潔でいられるのは嬉しい。炊事施設はないが、電気プレート、レンジは共同で使用可能である。洗濯は共同の洗濯機が1回5元で使用できる。クリーニングも部屋で頼むことができる(ワイシャツ1回5元)。食事は近くの食堂で1回5元程度で食べることができる。他にもいろいろなレストランがあり、20〜30元で充分おいしく食せる。出前で注文するカレーライスが16元である。環境はよく、快適である。
 
4, 居住空間はホテル並み
東北財経大学 860 加藤文彬
 東北財経大学は、市の中心部から11km程離れた所謂文教地区の高台にある。毎年10月頃からの海風はちょっときついが、近くには海に面した景観のよい星海公園もある。居住空間はホテル並みで、広く五つ星級だと言われている。バスタブ付き浴室・台所の他に三室ある。全自動洗濯機、電気炊飯器、電子レンジ等すべて揃っている。ほとんど自炊で、付近には生鮮食品を売る市場、スーパーがある。日本食材を求めるには市の中心部にある大連マイカルまで赴く。噂に反して断水はほとんどなく、その代わり、突然の停電がしばしば。外事処も良く気が付いていただき、更に妙齢の中国人の日本語教師の付け人までいる。
 
5, 快適に過ごせる公寓
長春師範学院 930 綿貫 亮
 学院の周囲は工場が多く煙突が林立し、ほこりがひどい。学院内には、林や池があり閑静である。6階建ての公寓は新築で、きれいなので快適に過ごせる。キャンパス内には、食堂、スーパー、郵便局、理・美容室、クリーニング店など日常生活に必要なものは何でも揃っている。時々断水と停電がある。自宅にも外教の部屋にもインターネットの配線があるので、パソコンを持参すると日本などとの連絡に便利である。
 
6, 西寧市はこんなところ
青海師範大学 859 尾崎洋右
 西寧市は、来る前は海抜(2,275m)が高いので心配でしたが、来てみると、1ヶ月ぐらいで慣れました。雪も降ります。今年は10月22日に初雪が降り、約20cmぐらい積もり、びっくりしました。住民は純朴、親切です。食べ物は豊富です。新鮮な野菜を始め、いろいろな物が市場やスーパー(現在大きなのが四つ)に売られています。ビルの新築ラッシュで、新しいレストランが師大から遠くない所にかなりあります。現在、在住日本人は私たちを含めて9人です。
 
7, ほとんど自炊?
天津商学院 836 久下順司
 生活面はきわめて快適である。天津市とは言っても町に出るにはバスで小1時間かかる片田舎であるが、自転車で15分程の範囲にかなりおおきいなスーパーが3つ、農業市場や露天市も随所にある。今まではトイレ(バス・洗面つき)で炊事をしていたが、いま部屋を改装してえらく立派なシステムキッチンを作ってくれている。給料は日本円に換算すると問題にならないほど安いが、こちらの生活では余るほどだし、大学も何やかやとよく面倒をみてくれる。
 食事はほとんど自炊である。といっても朝食は近くの女子大生が毎日作ってくれるし、夕食(8時まで授業があるので夜食にちかいが)は韓国人留学生、日本人留学生、裏千家の学生らとがやがやといっぱいやりながら、ということが多い。
 
8, 二度あることは十度もある
瀋陽薬科大学 896 安藤知恵
食・・・ 5階建ての完備した学生食堂、自炊。
住・・・ 2001年に改築されたと言うものの故障が多い、すぐ修理してくれるが同じ故障が繰り返され、申告するのに疲れ果てる。
    停電、断水は中国らしく、生活の変化と受け止め楽しんで(?)いる。
    要求すると改善してくれる。
その他・・・ 大都市なので、ひとり歩きに躊躇する。
    横断恐怖症候群(信号の有無にかかわらず)
    Fax代金15元は高い。
 
9, 毎日、日本へ電話
重慶医科大学 921 杉原 直
 生活環境は大変良いと思っている。空調機、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、台所用品があり、部屋は居間、書斎、寝室、台所、トイレ兼シャワー室、カーテンで仕切った小室がある。ひとり暮らしの私には申し分なし。部屋は2階にあり、教室まで10分、食事はすべて外食ですませている。台所はお湯を沸かすくらいでほとんど使ったことがない。大学の周辺もにぎやかな街である。交通の便も良く、あちこちにあるポイントとなる繁華街へも気軽に出かけられる。公園や観光地も多く、あまり退屈することはない。
 夜10時10分頃、ほとんど毎日日本へ電話する。電話代が1000元かかってしまう。反省しているが、自分はこれで満足している。
 
10, 住環境・・・他の学校もこうですか?
山東中医薬大学 913 高橋和子
 赴任した夜、5メートルもあろう天井に、暗い電灯。その下にあった物は、かびの生えた冷蔵庫、電気スタンド、ビニールの被さったベッド、ベッドの上には使ったままのシーツ2枚、臭いのついた枕2つ、毛玉だらけの毛布1枚。床には煙草の吸い殻とごみ、何年も洗っていないシミだらけのカーテン。炊事道具、箸1本もない。牢屋に入ったかと思った。体の不調を訴えたため急場しのぎの台所を設置。その場所は従業員が掃除道具を洗う、足を洗う。ごみ置き場。そこは6階、住まいは2階、北向きの1部屋だけ。洗濯機がない。服は乾かず、生乾きの服を着た。下着類を入れるタンスも無く、ダンボールの中へ。食器棚もなく食器入れは机の中。こちらから出向かない限り、何日経っても給料なし。
 次の方の事を考え、できる条件を整えていくのも仕事の一つではなでしょうか。隣に住んでいた米国の英語教師は病気入院、その後退職。その方の前の英語教師は赴任後3日で帰国してしまった。これだけで如何に劣悪かおわかりいただけるでしょう。今でも招聘したという意識は外事処にない。今は外国人の外国語教師は私一人です。
 
11, 部屋侵入のネズミを捕獲!
中山大学 895 加藤知恵子
 ホテル形式の住居であるが、部屋の清掃や寝具の洗濯・取り替え等は個人でする。費用を負担すればしてもらえるとのこと。ネズミの侵入の形跡があったので、注意していたが、ついに一匹捕獲した。部屋は広いが床がタイル張りなので、目地が黒く、全体に寒々としているうえに外から入って来るらしい埃と空気の汚れが、すすのように黒くうっすら積もる(大気汚染のせいかも)。冷蔵庫・電子レンジ・洗濯機などは設備されている。飲用水は一本10元でその都度買うことになっているのでそれが面倒である。大学の外の喧騒とはうってかわって住居は樹木に囲まれた静かな環境である。キャンパス内に郵便局や銀行・スーパーなどあり、門を一歩出ると、大きなスーパーや市場がいくつもあって欲しい物はいつでも手に入る。
 
12, 難点だらけの宿舎
済南大学 664 和田美枝子
 本校は市の中心街からバスで40〜50分の郊外にあり、樹木の多い広大な敷地を有している。宿舎と教室は徒歩4分程度の距離で、至極便利である。が、この宿舎、古くて建て付けが悪く、隙間から埃は入るは悪臭はするは、照明設備は不十分・・・と、難点だらけの代物である。水道はトイレの手洗いだけで、蛇口と流し口の間が狭く、大きな食器類は閊えて洗えない。当然炊事には不向きである。概ね学生食堂で間に合わせることになる。
 
13, キャンパス移転で状況に変化
浙江大学 923 水谷紀美子
 専家楼は大学の近くで、生活しやすい所にあります。が、2002年10月から、大学学部の一部が新キャンパスに移転し、送迎バスで25分の新開地に通うことになりました。バスの本数が少なく、朝は早くから出勤、帰りはかなりの時間バスを待たねばならず、体力を必要とします。その分、校舎は新しく綺麗ですが。テレビは中国放映のみ。電子レンジがあるといいと思いました。
 
14, テニスであらゆる国の人と知り合う
同済大学 893 磯野達雄
 大都市の利便性、サービスの行き届き、などに感謝するばかりです。ここは市の中心部に近く、しかも静かで緑も豊かです。但し、空中の粉塵は多く、部屋の中までホコリが積もります。水も悪く、飲料水は5リットル1元です。
 テニスを学内のコートでしています。そこで中国人をはじめあらゆる国の人と知り合えました。名刺はどんどんなくなります。学生、院生、一般人、留学生などと、英語・漢語とも格闘しながら、年を忘れて楽しんでいます。
 
15, ひどく乾燥した土地で
甘粛工業大学 939 齋藤友子
 大変乾燥した気候の土地です。たまに降る雨も雪もすぐ乾く。しかし、舗装の十分でない所はひどいぬかるみになる。リヤカー、自転車、オートバイ、車、人、人、往来は混乱の極みで、道路も建物もあちこちで建設ラッシュ。
 食料、日用品は大学付近で大体間に合う。
 バスで繁華街まで20分。沢山の店がある。
 部屋は3DK、広さは申し分なく、暖房完備。教室まで徒歩8分。停電、断水もよくある。外事処職員とは主に英語で交流している。
 
16, 生活的には不便
天津濱海国際語言専修学校 933 村井優子
 到着時は自室が完成しておらず、洗濯機、冷蔵庫は9月末、電話線は10月末、炊事用電気釜は11月上旬支給されようやく人並みの生活ができるようになった。炊事場兼洗濯場は衛生的にも問題があり、また一番近いスーパーでも30分かかることから、簡単な食事を自室で作り、あとは食堂を利用している。文化的なものがない土地柄であることと、自室が2〜3年男子と同じ階で常に学生に囲まれて生き抜きができないのが悩みである。
 
17, 日用品、食料品の購入には不自由なし
忻州師範学院 932 市川 崇
 宿舎は、1階がリビングとキッチンと階段下を利用して、トイレとシャワーと洗濯機。リビングにはテレビ。キッチンには冷蔵庫、ガスコンロ、電気炊飯器等勿論、食堂でも食事はできる。暖房はスチーム。夏は扇風機。2階はベッドルームと書斎。
 郵便局まで徒歩5分。スーパーは学院前に1軒。しかし、そこは小さくて品物も少ない。自転車で10分くらいの所に結構大きなスーパーが2軒あり、日用品、食料品の購入には不自由しない。
 
18, 自炊をお勧め
青島濱海学院 927 山出明紀
 部屋は3部屋でゆったりしていて、日常生活に必要な設備は一応そろっているので特に不自由は感じていません。敢えて望むとすれば、浴槽があればと思います。
 食事は、最初教官食堂を利用していましたが(学生食堂は混みますので)、レストランで食べる中華料理とは違い、食堂の味になじめず、今では炊飯器を買って自炊をしています。米や野菜はとても安いので、面倒を嫌がらなければ、自炊をお勧めしたいと思います。
 
19, やむなく招待所・食堂利用
南平師範高等専科学校 843 中西淑子
 ガスコンロ一台あるだけの炊事設備であるから食事は専ら招待所の食堂を利用している。朝食は自室で簡単にすませているので、栄養の点から招待所の食堂利用はしかたがないと思っている。
 街へ出るのにバスで10分、歩いて40分、交通の激しい道路であるけれども、川沿いにあって、川の流れを見ながら私は週一度は歩いて街に出ている。
 来年度から武夷山に校舎移転の予定である。
 
20, 生活環境は恵まれている
遼寧省対外貿易学校 732 塚本潤二
 大連は海が望める美しい、きれいな小都市。海の幸が食べられる。夏は蒸し暑くなし、涼しい。冬は名古屋より寒い。
 学校は大連市の南西に位置し、少し小高いところにあり、よく風が吹く。専家楼の周囲は閑静。建物は古いが3部屋とバス・トイレ、台所付き。冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、テレビ、家具等有。
 日常の買い物は近くのスーパーマーケットですます。バス網が発達しているので低料金、短時間で町の中心へ行ける。生活環境は恵まれていると言える。







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