日本財団 図書館


イ. 踏切事故
a. 事故件数及び死傷者数
発生件数はほぼ横這いであるが、死傷者数は31名で前年と比較し13名(死者9名)減少している。
平成13年度は、列車衝突が1件発生している。
 
図−4 事故件数及び死傷者数の推移
(拡大画面:39KB)
(注)
平成10・12年度1件、平成8・11年度各2件の列車脱線事故(踏切事故を伴うもの)を含む。
 
b. 原因別及び衝撃別件数
 原因別では図−5のとおり、直前横断が減少し、エンスト・停滞(所謂トリコ)等が増加傾向にある。
 また、衝撃物は自動車・農耕作業用自動車が増加傾向にあり、13年度は44件発生し、81%と大部分を占めている。
 
図−5 原因別及び衝撃物別件数の推移
(拡大画面:58KB)
 
 
図−6 原因別件数(13年度)
(拡大画面:41KB)
 
 
図−7 衝撃物別件数(13年度)
(拡大画面:41KB)
 
c. 踏切道種類別の事故件数、踏切道100ヶ所当たりの事故件数
 種類別では第1種化工事の実施により、第1種踏切道での事故の割合が87%と年々高くなってきている。
 さらなる、踏切事故防止のためには立体交差化、第1種化等の踏切保安対策の充実の他、自動車運転者等の道路交通法の遵守・マナーアップ等の対策が必要である。
 
表−3 踏切道種類別事故件数,踏切道100ヶ所当たりの事故件数の推移
踏切道種別 踏切道数 事故件数 踏切道100ヶ所
当たりの事故件数
12年度 13年度 12年度 13年度 12年度 13年度
第1種 2,705 2,713 42 47 1.55 1.73
第3種 138 131 4 1 2.90 0.76
第4種 405 397 8 6 1.98 1.51
合計 3,248 3,241 54 54 1.66 1.67
 
 
図−8 踏切道種類別事故件数
(拡大画面:19KB)
 
ウ. 人身障害事故
 発生件数、死傷者数ともに平成8年度以降横這い状態であるが、踏切道以外での線路の横断や線路内立入等歩行者側の不注意による事故が発生している。
 
図−9 人身事故の原因別件数及び死傷者数
(拡大画面:31KB)
 
エ. 輸送障害事故(運転阻害事故)
 発生件数は、267件で昨年より4件増加している。特に運転係員による輸送障害発生件数は平成11年度に次いで18件となっている。
 
図−10 輸送障害事故
(拡大画面:54KB)
 
 
図−10 輸送障害事故(13年度)
(拡大画面:33KB)







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION