4.3 居住区における電気機器の取付け要領
4.3.1 天井灯
旅客船、レジャーボートなどの場合は、下記事項に加え、インテリアデザインにも考慮する必要がある。
(1)1室1灯の場合は、部屋の中央天井に取付ける。
(2)1室に2灯以上を設置する場合は、1灯はできるかぎりテーブルの真上付近に取付けること。
(3)ストア及びロッカー内の天井灯
(a)灯具は室内の棚を除いたスペースの出来る限り中央部に取付ける。但し、頭が当たらないような位置とする。
(b)棚に物を格納するとき、邪魔にならない位置とする。
(1)天井灯スイッチ
(a)操作性上、床面よりスイッチ中心まで約1400mmの高さとすることが望ましい。(図3.4.2参照)
(b)扉枠外側よりスイッチ中心まで約100mm離す。
(c)操作性上、扉ハンドル側の壁に取付ける。
(d)スイッチは1つのプレートに組み込むことが望ましい。やむを得ず、プレートが2個以上になる場合は、できるだけ水平に並べて取付ける。
(e)室内の天井灯スイッチは、入口側より室内側に取付ける方がよい。
(f)ストア、ロッカーの天井灯スイッチは室内側に取付ける。また、扉上部にリミットスイッチを取付ける場合もある。
図3.4.2 天井灯スイッチの取付け例
(a)一般に使用されるレセプタクル類の場合、使い勝手上床面よりレセプタクル中心まで約300mmの高さとすることが望ましい。(図3.4.3参照)
図3.4.3 レセプタクルの取付け例
(b)厨房用のため設けられるレセプタクルの取付けは、図3.4.4に示すように電気機器のコードが通る所に電気プレートなど高温となる機器がある場所や、流しなど水がかかるような場所を避け、かつプラグをはめることができる適当な位置に行なう。
図3.4.4はレセプタクルの取付けに不適当な場所の例を示したものである。
図3.4.4 レセプタクルの取付けに不適当な場所の例
(c)暴露部に取付けるレセプタクルは、使用しないときに防水型のふたで保護できるものとする。
(1)頭部壁取付けの場合(単寝台及び二重寝台)
(a)寝台底板より灯体中心まで約700mmの高さとすることが望ましい。
(b)寝台中心位置に取付ける。
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(a)寝台底板より灯体中心まで約700mmの高さとすることが望ましい。
(b)寝台頭板端より中心まで約300mmとすることが望ましい。
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注)寝台灯取付けの際は、寝台の頭部位置を確認すること。 |
(1)卓上灯は、書くときに影を作らないよう、机上面の左側にある方がよい。
(2)卓上灯用レセプタクルは、2個付を机前面壁に取付けるのがよい。机面よりレセプタクル中心まで100mmの高さとすることが望ましい。(1個付を2個並べる場合も上記に準ずる)
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図3.4.9 卓上灯用レセプタクルの取付け例
(1)キャビネット上端より灯体中心まで約100mmの高さとすることが望ましい。
(2)灯体中心とキャビネット中心を垂直にそろえる。
図3.4.10 鏡灯の取付け例
(1)室内取付けの場合
(a)スピーカーの取付け位置は、スピーカーの音が直接聞ける位置とする。あまり奥に取付けると音がこもるので注意すること。
(b)スピーカーの向いている方向に障害物がない位置に取付けること。
(c)スピーカーと磁気コンパスとは、磁気コンパスの指示を狂わせないよう1m以上離すこと。
(d)音量調整器は、操船席など操作し易い位置に取付けること。
灯具取付け台の下面より床面まで約2mの高さとすることが望ましい。
図3.4.11 外部通路灯の取付け例
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