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小型船舶等の電気装備工事ハンドブック

 事業名 小型船舶等の電気装備工事ハンドブックの作成
 団体名 日本船舶電装協会 注目度注目度5


2.2 ケーブル
 船内の布設電線は、船用電線(JIS C 3410:99)を使用するものとする。ただし、定格電圧35V以下の給電回路の布設電線で水、油、ビルジ等のはねかえり、かつ、他動的損傷や熱による損傷の恐れがない場所等は自動車用低圧電線(JIS C 3406:93)を使用することができる。
 ケーブルはJIS規格によるものとし、小型船舶及び小型漁船用として推奨される電線は次のものである。
1;JIS C 3410:95 船用電線(通称、旧JIS電線)
2;JIS C 3406:93 自動車用低圧電線(AV)
3;JIS C 3312:93 ビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル(VCT)
4;JIS C 3401:92 制御用ビニル絶縁ビニルシースケーブル(CVV)
5;JIS C 3410:99 船用電線(通称、新JIS電線)
 なお、上記2、3、4、5の電線の種類及び構成については電装設計・工事データ図表集による。
 また、1の船用電線、即ち旧JIS電線については、まだ当分の間使用されるのでその代表的なものを次に示す。
(1)電線記号
 JIS C 3410:95 の記号及びその用途を次に示す。
 
心線数及びケーブルの用途の記号の意味
S 単心電灯用及び動力用 M 多心制御用及び信号用
D 2心電灯用及び動力用 TT 電話用及び計装用
T 3心電灯用及び動力用 P 移動用又は可とう
F 4心電灯用及び動力用    
 
構成材料の記号の意味
 
絶縁記号 外被記号 その他の記号 
P EPゴム絶縁 L 鉛被 S 一括遮へい
SR けい素ゴム絶縁 Y ビニルシース −S 各心又は各対遮へい
Y ビニル絶縁 N クロロプレンシース E 接地線
    D 編粗    
備考 EPはエチレンプロビレンを示す。
 
参考1. 電圧記号
 JISの電圧種別を簡単に表記するため、次のようにH及びLで表す場合が多い。
 
電圧記号
H 660V
L 250V
 
参考2. ケーブルの呼び方はケーブルの種類及び導体公称断面積による。
 
 
絶縁体の種類 EPゴム けい素ゴム ビニル 
導体の許容温度℃ 85 95 60 (一般) 75 (耐熱)
 
 小型船舶等で使用されている一般的なケーブルの構造例を図3.2.1に示す。
 
(拡大画面:20KB)
図3.2.1 船用電線の構造例(あじろいがい装なしの場合)
 
 EPゴム絶縁ケーブル及びEPゴム絶縁キャブタイヤコードの許容電流を表3.2.2、表3.2.3に示す。
 
表3.2.2 EPゴム絶縁ケーブル許容電流
公称断面積mm2 単心(直流) 2心(交流・直流) 3心(交流・直流)
周囲温度 周囲温度 周囲温度
40℃ 45℃ 50℃ 40℃ 45℃ 50℃ 40℃ 45℃ 50℃
連続A 連続A 連続A 連続A 連続A 連続A 連続A 連続A 連続A
1.25 20 18 17 17 16 15 14 13 12
2.0 26 25 23 22 21 20 18 17 16
3.5 37 35 33 32 30 28 26 25 23
5.5 49 46 44 42 39 37 34 32 31
8.0 62 59 55 53 50 47 44 41 39
14 88 83 78 75 71 67 62 58 55
22 115 110 105 99 94 88 82 77 72
30 140 135 125 120 115 105 99 94 88
38 165 155 145 140 130 125 115 110 100
50 195 185 175 165 155 145 135 130 120
60 220 205 195 185 175 165 155 145 135
80 260 245 230 220 210 195 185 175 160
100 300 285 270 255 240 225 210 200 185
125 345 325 305 295 280 260 240 230 215
150 390 365 345 330 310 295 270 255 240
200 465 440 410 395 375 350 325 305 290
250 535 505 475
325 630 595 560
備考1. 上記の値は6条以下を並列に並べた場合のもので、7条以上の場合は上記の値の85%とする。
2. 交流の場合の周波数は、60Hzとする。
 
表3.2.3 EPゴム絶縁クロロプレンキャブタイヤコード許容電流(交流・直流)
公称断面積mm2 2心 3心 4心
周囲温度 周囲温度 周囲温度
40℃A 45℃A 50℃A 40℃A 45℃A 50℃A 40℃A 45℃A 50℃A
0.75 13 11 10 9 9 8 9 9 8
1.25 16 15 14 13 12 12 13 12 12
2.0 22 20 19 18 17 16 18 17 16
3.5 31 29 27 25 24 23 25 24 23
5.5 41 39 37 34 32 30 34 32 30
 
 一般に使用度の高いケーブルの概要を種類別に表3.2.4及び表3.2.5に示す。
 
表3.2.4
250V単心EPゴム絶縁ビニルシースケーブル(250V−SPY)
250V2心EPゴム絶縁ビニルシースケーブル(250V−DPY)
250V3心EPゴム絶縁ビニルシースケーブル(250V−TPY)
線心数 導体 標準仕上り外径mm 概算重量kg/10m
公称断面積mm2 素線数/素線径 SPY SPY
DPY DPY
TPY TPY
1 1.25 7/0.45 5.4 0.45
2.0 7/0.6 5.8 0.55
3.5 7/0.8 6.6 0.8
2 2.0 7/0.45 9.4 1.1
1.25 7/0.6 10.3 1.4
3.5 7/0.8 12.1 2.0
3 1.25 7/0.45 9.9 1.35
2.0 7/0.6 10.9 1.75
3.5 7/0.8 12.8 2.55
 
表3.2.5
250V単心EPゴム絶縁ビニルシースケーブル(250V−MPY)
線心数 導体 標準仕上り外径mm 概算重量kg/10m
公称断面積mm2 素線数/素線径 MPY MPY
5 1.25 7/0.45 11.9 1.94
7 1.25 7/0.45 13.0 2.38
9 1.25 7/0.45 15.2 3.11
12 1.25 7/0.45 17.2 4.02
16 1.25 7/0.45 19.0 4.99
23 1.25 7/0.45 22.5 6.95
27 1.25 7/0.45 24.3 8.02
33 1.25 7/0.45 26.3 9.63







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