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アルミニウム合金船の設計・建造の要点

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本中小型造船工業会 注目度注目度5


VII 経営・管理
1. コストダウン方策について
 コストダウン方策については従来より種々論議、検討されており、各社各様の努力が続けられているが、地道な身近の改善努力の積み重ねる以外に中々絶妙な特効薬は見出せないのが実態である。
 以下、特に新味もなくかつ散発的ではあるが、気付き事項若干につき述べることとする。
 
●経営・管理面での視点
 
◇コストダウン成果は経営者の決意の報酬
◇ディジタル経営に必要な損益分岐点概念
◇設計はコストを支配する
◇精度向上はコストダウンの要諦
◇避けられない(小型)造船CIM時代到来とそれに備えた環境整備
◇地域共同事業センター構想(技術センター、加工センター等)
◇漁船総数減少環境下でのアルミニウム合金漁船の伸長策
◇産学官協力による開発・研究
◇新情報ネットワークの拡大
◇常識排除
 
●具体的事項例
 
◇伝統的漁船線型の根本的再検討
◇部材数削減設計の徹底
◇建造方式の優劣の再検討
◇現有装置、貴器具の性能、能率、経済性当の再点検
◇社内設計標準、工作標準、工作精度標準、部材標準図等の制定と再検討
◇部材形状、寸法の標準化、ロット分類
◇溶接作業者の定期的自己技量の点検と確認テストの実施
◇打抜き型等効果的工具の活用
◇ジグ類の開発と活用
◇溶接法の反省、改善、開発
◇現図ベースによる部材数、形状、寸法、曲げ加工度、ランディング等々の改善検討
◇手空き時の標準部材ストック製作
◇プレリブ、パイセクション、異形押出形材等の適所活用
◇数値現図システムの導入
 
●地域での共同組合的態勢による機能センターの運営
 
◇機器、治工具等のデポジットと貸出しセンター
◇切断、打抜き、孔明け、曲げ加工(含火造り)、ブロック製作、難易度の高い加工部材等の加工請負センター
◇NC切断、数値現図センター
◇加工法、加工システム開発研究、コンサルティング技術センター
◇新技術、新材料、新市場情報の収集センター
◇特殊材料のストックセンター
 
 参考迄に、コンピューター利用生産システムの効率化構想の一例を次に示す。
 
コンピューター利用生産システムの効率化
(設計・生産受委託体制構想例)
(拡大画面:35KB)
● 
「パソコンによるCAD/CAMシステムを保有する造船所」を核として、同システムをマクロに有機的かつ効率的に稼動させる全国規模のネットワークを形成させる体制を造り、短期間に精緻な設計・作図を行うCADシステムの機能を「パソコンによるCADシステムを保有しない造船所」があまねく利用する「設計受委託」、短期間に精緻な部材加工を行うNC切断機能を「CAMシステムを保有しない造船所」があまねく享受できる「生産受委託」システムを形成することにより、「生産システムの効率化」を図る(東海小船工調査事業計画)
 
2. 損益分岐点と限界利益
損益分岐点:費用が売上高と同じになる点、即ち採算点のこと
限界利益:売上高から変動費(材料費が主)を引いたもの
 
好況時と不況時での変動費のあり方、固定費の捉え方、工費と材料費のウエート選択と設計ポリシー
  
 
売上高−費用=損益
売上高−(変動費+固定費)=損益
(売上高−変動費)−固定費=損益
 
変動費:材料費・直接経費・外注費等
固定費:人件費/労務費減価償却費・支払利息・間接経費・一般管理費等
 
損益分岐点図表
 
限界利益図表
 
売上高増減比較
 
固定費の影響







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