2. ロンジ貫通部方式の得失
各方式につき部材数、溶接長、工事の難易度、強度保持面(特に疲労強度)での得失判断が必要。
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各方式の検討
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3. 工作精度標準抜粋(アルミニウム合金製船殻工作精度標準LWS Q 8101 :2001)
本標準には、標準範囲と許容限界の規定があるが、工作は標準範囲の数値を指標とするのが原則である。但し許容限界内であれば、手直しする必要はない。
a)標準範囲 満足し得る品質の製品を製造するために、その製造工程において達成すべき工作精度の指標。
b)許容限界 標準範囲を超えても、後工程で何等修正することなく品質を十分保証し得る工作精度の限界。
溶接線の接近は強度低下部の集中を招き、製作部材及び取付時の過大なクリアランスは溶接残留応力及び残留歪みを大きくし、表面傷や不要ビードの存置は応力集中や腐食発生の原因となり、不適当な穴埋処理は潜在瑕疵を作り応力集中並びに強度低下を招き、過大なやせ馬は船の仕上がり品質評価でトラブルを招き易い。
工作精度標準の遵守が工程確保とコスト削減の重要因子であることを忘れてはならない。
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