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みんなの広場
電動車イス事故多発の記事を見て
原 三枝子さん 64歳 山口県
 
 人って、それぞれの立場によって考え方、見方が違うことは常々感じていました。NPOの法人税もその一例かと思います。
 ところで、最近、電動車イスに乗る人が車道を走って事故が多発している、電動車イスを購入された方にはより安全な乗り方の講習を行わなければ――云々の記事が書かれていたのを記憶しています。
 ただ、なぜ危険な車道を走ることになったのかは一言も触れられていません。ある脳性まひの方の言葉を思い出しました。
 「ぼくらも危ない思いをしてまで車道を走りたくない!! 歩道を走っていると体に堪えるし、道幅が狭く、斜めになっていたりで走れない。車道が一番走りやすい。一度車道を走っていたら、『お前ら、税金も払わないで』と怒鳴られた。ぼくらも税金を払いたい、とその時思った」とのお話。
 私の夢。狭い住宅街には車は進入禁止、駐車場を車専用道路につくり(もちろん広いので側道は歩道)、そこから歩いておうちまで・・・。健康のためにもいいのにナ・・・、高齢になっても安心して好きなときにボチボチ外出できるのにナ・・・などと思っています。できるだけ元気でいたいと思いますが、もし動くことがつらくなったら、みんなよろしくね、と頼みまくっています。
 
町づくりに住民参加してみませんか。
母を想う
小杉 明子さん 68歳 東京都 
 
 私はいつも『さぁ、言おう』を裏表紙から読む習慣になっています。まず堀田理事長の「ひとりごと」を毎回興味深く拝読しております。私事ですが、5月中旬、実家の母が施設利用中に骨折、退院後もその施設にてショートステイを利用中です。入院中に痴呆症状が進み、1日中眠っているような現状です。山崎章郎氏の「わたしの一歩」の記事に心から感銘を受けました。
 
お化粧をしてあげたら、いかが?
グループホームの暮らし
城川 京子さん 60歳 愛知県
 
 8月号とても楽しく読みました。グループホームを利用するOさんの姿は、私が考えている理想です。Oさんの車のエンジンの音をゴンペイが首を長〜くして待っている姿が目に浮かんできます。私は現在、夫も元気で2人で楽しく暮らしていますが、一方が亡くなったとき、このような暮らしができたらいいなと思いました。我が家には17歳になる柴犬がいます。
 
未来が見えましたね。
自分の力を生かそう
藤井 見龍さん 77歳 岐阜県
 
 私は最近「新老人の会」の会員となり、この会の事業の一つ、いわゆるリサーチボランティアとなりました。また、私は、大垣市社会福祉協議会の非常勤職員として「生活支援員」と「心配ごと相談員」の仕事をさせていただいておりますが、『さぁ、言おう』9月号で堀田理事長が“したいことをする自由”の中で、「心が躍り血が湧き上がるようなチャレンジをし、人生の興奮と充実感を味わうにはボランティア活動である」と書いています。これを読んで、全くそのとおりだと深い感動を受けました。
 自分の能力を他人のために存分に使うことは、心の健康のために一番良いことだと思います。
 
能力は、使うと向上します。
「さくら」ちゃんとともに
和田 幸子さん 78歳 茨城県
 
 私は1924年生まれの78歳です。93年に心筋梗塞となり退院の際、主治医に犬でも飼いなさいといわれ、また主人が亡くなり子どもたちは成人して東京の自宅に居りますので一人暮らしは寂しいだろうと知人に勧められて、ミニチュアダックスフントを飼いました。その後犬は成犬になり、犬好きの私は子犬を生ませてあちこちにもらわれていきましたが、そのうちの1匹は登校拒否の中学生に飼われ、学校に出るようになりました。
 また別の1匹は生後2か月で老人保健施設「さくら日立」に嫁ぎました。名前は先方の希望で「さくら」ちゃん。さくらちゃんは教育された訳でもないのに老人の顔を見て右へ左へ飛び回って可愛がられています。私も、娘?ともいえる子犬に会いたくて、その後自分が介護認定を受け、同所のデイケアに毎週通所しています。犬は本当に人間の心を癒してくれる動物ですね。さくらちゃんの子犬が生まれたら欲しいという方も出ております。まだ子犬は4か月ですのに・・・。写真をお送りします。
 
「いやし」を振りまき、幸せですね。
 
お行儀見習い中のさくら。「良くできました」の煮干しのごほうび(上)。 お年寄りの送迎車に一緒に乗り込む(下)







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