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バックナンバーのお知らせ
BACK NUMBER
 
 『さぁ、言おう』の最近6か月のバックナンバーの内容の一部をご紹介します。
詳しくは編集部までお問い合わせください。
 
『さぁ、言おう』2002年10月号
挑戦―幸福づくり/自己存在の確認
てい談/社会貢献教育に期待する 北城 恪太郎氏・見城 美枝子さん
将集/トークアンケート特集「高齢社会と生涯学習」
ふれあい活動奮戦記/河内長野たすけあい(大阪府)
わたしの一歩/加賀美 幸子さん
 
 
『さぁ、言おう』2002年9月号
挑戦―幸福づくり/したいことをする自由
生き方・自分流/板橋 光さん
特集/歩けなくっても街に出よう!
ふれあい活動奮戦記/NPO法人ウィラブ北茨城(茨城県)
わたしの一歩/鴬 信彦さん
 
 
『さぁ、言おう』2002年8月号
挑戦―幸福づくり/構造改革の先の社会
対談/地域福祉計画策定に向けて 川井 一心さん
特集/“主権住民”の地域福祉計画の作り方
ふれあい活動奮戦記/鳥取たすけあい(鳥取県)
わたしの一歩/毛利 衛さん
 
 
『さぁ、言おう』2002年7月号
挑戦―幸福づくり/人が生きる原点
生き方・自分流/小栗 大造さん
特集/課税されたふれあいボランティア
ふれあい活動奮戦記/福祉サポートセンターかかみがはら(岐阜県)
わたしの一歩/山崎 童郎さん
 
 
『さぁ、言おう』2002年6月号
挑戦―幸福づくり/数億の仲間の協力で誕生した尊い生命
インタビュー/長瀬 淑子さん
特集/「市民参加型生涯学習システム」とは
ふれあい活動奮戦記/NPO法人クローバー・サービス(京都府)
わたしの一歩/野村 正樹さん
 
 
『さぁ、言おう』2002年5月号
挑戦―幸福づくり/「自ら生きる人生」は至極の味わい
生き方・自分流/鏑木 陽子さん
特集/人生を変える!
ふれあい活動奮戦記/NPO法人ふれあい天童(山形県)
わたしの歩/川淵三郎さん
 
月刊『さぁ、言おう』は、“活動する”投稿情報冊子です。
11月号掲載記事連絡先
■NPO法人ふれあい福祉北九州
〒802−0802
福岡県北九州市小倉南区城野1−9−23
TEL 093(931)8378
FAX 093(931)9313
■NPO法人NPO渋谷センター
〒150−0022
東京都渋谷区恵比寿南1−1−1
ヒューマックス恵比寿ビル4階
日本ケミカルズ販売株式会社内
TEL 03(5720)8680
FAX 03(5720)8690
E−Mail info@npo428.com
■瓢鰻亭・ひまわりこども
〒824−0121
福岡県京都郡豊津町錦町326−1
TEL 0930(33)8080
FAX 0930(33)8081
編集後記
今号「わたしの一歩」でお話をうかがった女優・藤村志保さん。テレビ画面から醸し出される気品そのままの素敵な方でした。臓器移植を乗り越えて生き生きと暮らしている人たちと出会い、そこから自ら取材し、単行本にまとめてテレビでも放映されて大きな反響を呼んだ「脳死をこえて」。ご記憶の方も多いと思います。「本当に難しいテーマです。いろいろ悩み考えてしまうんですよね」と真摯に語ってくださった一言一言が心に響きました。どう死にどう生きるか、そこに尊さといたわりのある社会であってほしい、そんなことを改めて感じた取材でした。(し)
 
『さぁ、言おう』ご購読のご案内
『さぁ、言おう』を毎月ご自宅に、事務所にお届けします!
たとえばさわやかパートナーとして・・・
 みんなで「新しいふれあい社会」を考える月間情報誌「さぁ、言おう」。さわやか福祉財団の賛助会員である「さわやかパートナー」にご入会いただいた皆様に毎月お送りしています。
 さわやかパートナーはさわやか福祉財団の活動を支援していただく制度です。年会費(個人)はAコース1万円、Bコース3千円で、いずれも『さぁ、言おう』購読料を含んでいます。(両コースに特典の違いなどはありません。皆様に無理のないよう2種類の金額を設けています)。お申し込みは巻末に綴じ込みの赤い払込票がご利用できます。(法人会員については別途お問い合わせください)。
たとえば年間購読制度を利用して
 『さぁ、言おう』には年間購読制度もあります。金額は送料込みで年額3000円です。職場の中で皆さんでどうぞご愛読ください。
たとえばプレゼント登録して郷里の両親に・・・
 『さぁ、言おう』を離れて暮らすご両親あるいはお子さんたちへ、あるいはお知り合いなどご指定の方にお届けします。「“さわやかパートナー”をプレゼントしたいので」あるいは「定期購読をプレゼントしたいので」などうれしい問い合わせが届きます。お金を出す方と送付先の方が違う場合のご活用方法です。
問い合わせ先
さわやか福祉財団
TEL 03(5470)7751
E-mail
mail@sawayakazaidan.or.jp
(財団運営グループあるいは『さぁ、言おう』編集部までお気軽にお問い合わせください)
 
ひとりごと No.87 堀田 力
(拡大画面:85KB)
 
わたしの一歩
藤村 志保さん (女優)
善意が生かせる社会であってほしい
 今、私は厚生労働省の臓器移植委員会の委員をやっています。私が臓器移植に関心を持ったきっかけは、腎臓移植を受けて元気になられた方々のソフトボール大会を主人の代わりに観戦したことでした。1984年のちょうどロサンゼルスオリンピック開会式の日のことです。初めてそういう方々に出会って本当に驚き、命の重みや尊さについて改めて深く考えさせられました。そしてその時に私なりに出した一つの答えが腎臓バンクヘの登録です。
 でも次に黄色いカードになってなかなか他の臓器に○が付けられない。というのも腎臓移植は脳死でなくても大丈夫なんです。やっとすべてに○が付けられたのは3年前、脳死として法律に基づいて初めて行われた高知赤十字での、あの勇気ある女性のニュースを知ったときでした。私にとってもこの決断はとても勇気のいることでしたけれど、それを乗り越えてカードを所持していることが、私なりの一つの生き方の答えだと思っています。ただ法律ができてから手続きが面倒と誤解されて、かえって腎臓は心臓死からの提供が減っているんですね。情報伝達の怖さ、難しさも感じています。
 今日本の臓器移植法が直面している大きな問題が15歳未満の子への移植、そして特定の人への提供を可能にするかどうかというものです。脳死を前提とした臓器移植は当然、ある人、ある子の死がなければ成り立ちません。迷ったり悩んだり、時々あまりにも重いテーマにかかわりすぎてしまったと、ふっと思うこともあるんですよ。でもこうして踏み出したことによって、やはりそれまでの私とは何かが変わりました。
 臓器移植は絶対人に強制できるものではありませんし、亡くなったら提供して当たり前、そんな考え方はおかしいと思いますが、でも、もし可能な方法があるのなら、法律でしっかり支えて、その善意が生かされる世の中になってほしい。そう心から願っています。







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