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情報誌「さぁ、言おう」 2002年11月号

 事業名 高齢者のためのボランティア普及啓発活動
 団体名 さわやか福祉財団 注目度注目度5


われら地域市民
忙しい企業人こそ地球のために働こう!
NPO法人NPO渋谷センター
 
 若者で賑わう東京・渋谷、そこでビジネスを営む地元企業人が社会貢献を通じて地域の発展に取り組もうとボランティア団体・NPO渋谷センター(略称NPO428(シブヤ))を設立した。企業人のノウハウを地域活動にどう生かすか今後の活動が注目される。理事長の松澤要さん(日本ケミカルズ販売株式会社代表取締役)と専務理事・事務局長の小山武久さん(同総務部長)に設立にかかわる話を聞いた。
大都市の企業人がボランティア団体を設立するのは珍しいこと、動機は何ですか?
 渋谷間税会(間接税に関する啓発活動などを行う任意団体)の会長を昨年5月まで6年間やりましたが、税務関係の案件だけではマンネリ化し会員も増えない、そこで福祉・環境・教育をテーマとして取り入れ、会の活性化を図ってきました。納税のために税務署を訪れる人々の心を和ませようと渋谷税務署の玄関に花を飾ったり、小学校に草花の種苗をあげて育ててもらうなど地域と密着した活動に力を注いだ結果、当初190社の会員も6年間で1300社に増えました。こうした活動を通じて得た仲間たちと自由に活動ができるような社会貢献をしようと思ったのがきっかけで、設立にあたってはそれほどの困難はなかったですね。仲間も間税会での活動で社会貢献に関心が高く、すでに土壌ができていたのでしょう。すぐに28名の個人と15社が参加してくれました。
昨年12月の設立ですね、どのような活動を?
 設立したばかりなので本格的な活動はこれからですが、渋谷地区で生活並びに活動する人々に対してボランティア活動をはじめとする市民活動などの事業を行い、渋谷地区の健全な発展と公益に寄与することを目的としています。非営利活動としては高齢者や障害者に対する生活支援、町の環境整備、学校の情操教育に対する支援事業などを、営利事業としては草花の販売、チャリティー販売、ポイントカード発行などを、その他ITの促進・情報の提供事業などを考えています。
 
当日、NPO渋谷は水補給と警備補助の支援事業に協力した
2002年8月24・25日に開催された原宿表参道元気祭「スーパーよさこい2002」
会員は現役の企業人を中心にということですね、その狙いは?
 企業人の持つ経済性というか、効率を重んじ結果を大切にする考え方を取り入れたい、たとえボランティア団体、公益法人であっても、経営感覚を持った会にしたいと考えました。現役のオーナー経営者やその社員たちの資金力やノウハウも欲しかった。設立にあたっては、まず間税会の幹部を中心として15名の核になる人たちを集め、会の理念や活動方針、役員の構成などをきちつと決めました。初めに会の骨組みをしっかりと組み立てることが大切です。会員にはこの活動を仕事の延長線、仕事の一つと考えてもらうようお願いしました。だから忙しい人に頼みました。忙しい人は短い時間で効率的に能力を発揮してくれます。現役企業人の秀でた能力を大いに活用すべきですね。
会の時徴は「ポイントカード」の導入とか。一般の地域通貨と遅いはありますか?
 会員にはポイントカード(磁気力ード)を発行します。このカードには活動時間に応じたポイント数や活動場所・内容などが登録され、事務局のコンピュータにデータベースとなって蓄積されます。ポイントの消化という地域通貨と同様の機能もありますが、その他に磁気カードの特性を生かして次のように活用していきます。
   
(1)
データべース化された活動時間・内容・場所などを分析し、今後の問題解決や活動方向を決めるのに役立てる。
 
(2)
活動成果に対する評価をきちっとするため、蓄積されたポイント数によりその功績を認め表彰を行う。
 
(3)
将来、このカードを媒体として各地のボランティア団体とのネットワーク化を図る。
 
(写真左から)松澤要さんと小山武久さん
渋谷地域の反応はどうですか?
 歓迎されていると思います。会をつくって非常にうれしかったことは、渋谷青色申告会(川口信吾会長)が会員になってくれたことです。3000余名の会員がおりますので、今後の活動で大きな戦力となってくれると期待しています。
(取材・文/三上 彬)
コラム
 「地元の企業人がその地域の活性化に組み込まれるのは全国的にみても珍しく、21世紀のモデルケースとして注目されます・・・」と当財団の堀田力理事長の設立の「推薦のことば」のように、大都市の現役企業人をボランティアの世界に導くのは大変なこと。今から30数年前、草花を通じて人と人との心を結びつけようと、成田(千葉県)で草花を作る元学生運動家たちの純粋な心に感動してボランティアに興味を持ったという松澤理事長、その理事長を支え、こつこつと事務や交渉を行う有能な企業人である小山事務局長の名コンビが、この困難な仕事に取り組んでいる。期待したいとともに全国の企業人が後に続くことを願う。







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