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情報誌「さぁ、言おう」 2002年8月号

 事業名 高齢者のためのボランティア普及啓発活動
 団体名 さわやか福祉財団 注目度注目度5


ふれあい助け合い 東西南北
さわやかインストラクターから
 
 全国でふれあい・助け合い活動についてアドバイスを行うさわやかインストラクター。そんな皆さんから活動の状況や個別の課題、心温まるふれあいエピソードなどを寄せてもらいます。
 
今、自分にできることを一歩ずつ
訪問ボランティアナースの会キャンナス(神奈川県)
菅原 由美
 
 訪問ボランティアナースの会キャンナスを発会し6年。現在、全国に7か所で同じ志のナースが活動しています。家庭に入ってしまった元ナースたちが地域の方々のために何か少しでもお役に立ちたい!!その力をターミナルケア(末期ケア)やレスパイトケア(休息のためのケア)に使えたらと考え活動しています。
 キャンナスは今年2月10日子育て支援に参入、働く女性のサポート、駅前保育、病児保育を行っています。育児疲れの母親の駆け込み寺的役割を果たしたく、また4月、長年の夢であった介護の情報広場をオープン、旅行社の店頭のごとく各福祉サービスに関する施設・団体・会社のパンフレットを自由に持ち帰れるようなスペースを駅前につくりました。また、地域の大学からインターンシップで次々と学生が来ています。そういう若い力を借り、ホームページ充実、メーリングリストの開設、会報発行も始めました。
 キャンナスの活動とは別に、私は個人的に県の3日里親として知的障害の3人の兄弟を預かって4年経ちます。里親制度を知り最初の1年は、休みのたびに違う子どもが我が家に来ました。今、施設にいる子に孤児はいないこと、虐待により保護された子が大半で、施設に入れない待機中の子が特養ホーム待ちと同じくらいいることを知り驚きました。そして、子どもたちと接する中、自分の子育ての中ではまったく経験をしなかったような出来事にあい、ショックを受けました。大人の関心を得るため次々と作り話をする5歳の子。夜中に飛び起き“お母さんが包丁を持ってくる”と言いおびえ出した子・・・。いろいろな子と接する中、継続的に接する必要性を思って、里親が非常に見つかりにくいという知的障害児3兄弟の里親になりました。
 里子のお陰で我が家に変化がおきました。我が子が大きくなるにつれ、嫌がり始めた家族旅行も、里子が来てからは進んで計画してくれるようになりました。里子が来て我が家はますます楽しくなり、私たち親子の関係も深まったと実感しています。
 里親になってから心に傷を負った子どもの多さに驚く反面、里親になるボランティアの少なさにびっくりしました。神奈川県で200人しかいません。それも8割以上が子育てをしたことがない夫婦だとのこと。だから反抗期になると手に負えず里親を辞退する人もいるとのこと。全国でボランティアをしている熱い思いの方々がこの里親制度を知って、一人でも多くの子どもが大人の愛情を受け、自分を守ってくれる人がいるという中で生きていき、成長していけるよう願っています。
 
引き籠もり男性を放置しないで福祉の輪に
NPO法人福祉サポートセンターかかみがはら(岐阜県)
山田 庸雅
 
 デイサロン「はなみずき」は、近隣の高齢者サロンとして、毎週1回の開設であるが、多くの近隣無償ボランティアの協力を得て、市の委託事業として運営している。好評で「はなみずき」の名は市内一円に知名となってきた。だが参加者は毎回圧倒的に女性が多く男性の参加は皆無に近い。高齢者への生活支援は特養・老健・グループホーム・デイケア・その他市民団体等によってさまざまな支援サービスの手が差し伸べられているが、それらを活用する術も知らず家の中に引き籠もっているリタイア組の男性群がいる。
 かつては会社人間、企業戦士といわれ会社と家族のために、ただひたすら働いて人生の大半を過ごしてきた人たちである。会社こそ自己実現の場であると思いこみ仕事を趣味として生きてきた社会から引退して、これからどう生きていこうか考えもつかないまま家に引き籠もっている。楽しむ趣味も遊びも知らず、近隣社会にも溶け込めず人との交わりもできず、孤独で寂しい生活をしている。彼らは現状の福祉サービス社会では支え切れない、いわば放置された高齢者ともいえる。福祉サポートセンターかかみがはらの新井稔理事は、「かつてこの国を、家族を支えてきた男性は、いま犠牲者になってしまった。誰かが支えなければ、彼らはこれまでの人生を後悔し失意に駆られ日々寂しい人生を送ることになる。生きがいを呼び戻してあげたい」と熱っぽく訴えている。この思いは我が思いでもあり会員すべての思いであると、第二のサロン「わたぼうしの家」をその活動拠点として4月に開設した。
 このサロンは主として男性群の心のよりどころ、集団にあまり馴染めない人への少数対応の場としているが、こちらが家の中にいて呼びかけていても相手から進んでくるような人ばかりではないので、まずは個々人に働きかけることにより、家から引っ張り出すことだと、温泉巡り、花見小旅行、催事への参加、展示会見学の「移動サロン」と寝たきり、病気、引き籠もりの方の自宅を訪問、ギターで歌を一緒に歌う(音楽療法活用の癒し)、話し相手になる、の「お届け歌声サロン」を始めた。
 まだ活動も緒についたばかりであるが、男性会員の協力を得て、所期の目的に向けてマンツーマン方式で一歩一歩であるが進めていきたい。私どもの地域では初めての試みであるが、読者の中には同種事業ですでに成果を上げていられるところも多々あろうかと思うので、ぜひ運営のノウハウについてご教示をお願いしたい。
 最後に私の好きな言葉
 
老いて将に至らんとするを知らず
楽しみて以て憂いを忘る
孔子
 
information
さわやか福祉財団
年度スケジュールのご紹介
研修会・イベント等のお知らせ
 
 さわやか福祉財団では、新しいふれあい社会づくりを目指して、多方面から様々な事業を行っています。年度中に行う研修会・諸イベント等のうち主なものを順次ご紹介します。詳細等ご関心のある方はどうぞお気軽にお問い合わせください。
 (なお、財団ホームページでも併せて詳細等をご紹介しています。→http://www.sawayakazaidan.or.jp
 
組織づくり支援グループ
地域たすけあい研修会(リーダー研修会)
 地域でのボランティア普及啓発と団体設立促進に向けた研修会。全国23か所で開催予定。
「ふれあい活動実践研修会」(団体設立に向けた研修会)
 全国で50回の開催予定。各地で開催中。
「インストラクター研修会」候補者研修会
9月9日(月)〜10日(火)
東京都大田区
 全国200名の配置を目指し、在宅福祉サービス団体の設立・運営についてのインストラクター研修を実施。(参加要件あり)
 
地域協同推進プロジェクト
「地域協同推進シンポジウム」
9月26日(木) 静岡県静岡市
11月18日(月) 兵庫県神戸市
 
社会参加システム推進グループ
「第8回スクールボランティア・サミット」
8月22日(木) 東京都港区
分科会/全体会(北城恪太郎さん、見城美枝子さんと堀田力によるてい談)
 主に小中高教諭を対象に「総合的な学習の時間」に社会貢献教育をどう根付かせていくかを具体的に探るシンポジウム。
「サッカーさわやか広場」
10月27日(日) 福井県鯖江市
「ワークショップ」(勤労者マルチライフ支援事業)
 中高年勤労者(退職者を含む)を対象にしたワークショップ。神戸に続き、東京、愛知でも開催予定(各地域20名程度)。
 
ふれあい社会づくりグループ
「介護相談員養成研修会」
 東京、大阪、神戸の3か所で6回予定で開催中。利用者の立場に立って、問題発見・提案解決するボランティア介護相談員の研修。(参加要件あり)
 
グループホーム推進グループ
「映画とフォーラムから考える! 自立と共生の新しい『すまい方』」
9月11日(水)
埼玉県川越市 川越市民ホール
9月15日(日) 愛知県市大府市 大府市勤労文化会館
 
広報・企画グループ
「さわやか懇話会]
10月3日(木) 長野市内
(さわやかパートナー対象)
 
*なお、内容は変更となる場合があります。具体的お問い合せは各グループ・プロジェクト担当までお願いします。→TEL03(5470)7751







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