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(3)Rowcroft : The Torbay & South Devon Hospice(Torquay)ロウクロフト
 デボン州に3つある中の代表的ホスピス。カバー範囲はかなり広い。近くにあるTorbay Hospitalと連携をとり、検査や治療も可能である。建物は篤志家より寄付された大きな屋敷を改築したもので、古いが落着いており、やはり庭がとても素晴らしかった。大きくメインハウス(病棟、管理棟)・ホムケア&リンパ浮腫外来・デイホスピスに分かれている。小さな東屋が音楽療法の場所としてあり印象的であった。またホスピス内に小さなチャペルがあり、週2回サービスがチャプレインによって行われていた。研修の中では一番長い3週間。
 IPU・デイホスピス・ホームケア・リンパ浮腫クリニック・OT・PT・代替療法・ソーシャルワーカーチームなど充実。病棟は20床。
 
 
 
(4)St.Cathrine's Hospice(Scarborough)セントキャサリンズホスピス
 北ヨーク州での代表的ホスピス。すぐ向かいに総合病院があり、常に連携をとり必要な検査や治療(RTなど)がスムーズに行われていた。その中でも特に病院内にホスピタル・マクミラン・チームがあり、癌の初期の治療中から在宅ケアやホスピスと連絡をとり、トータル的なプライマリケアがされていたことは素晴らしいと思った。また常勤の医師の中にConsultant Palliative Physicianという緩和ケア専門医がいて、二ヶ所のホスピスと総合病院で治療やケアの相談と指導に飛び回っていた。病棟は13床だが、必ず一床は癌患者以外の神経難病や脳血管障害患者の家族のレスパイトとして、1週間ずつ受け入れていた。
 IPU・デイホスピス・ホームケア・リンパ浮腫及びアロマセラピー外来・代替療法・ソーシャルワーカーチーム・PT・OTなど
 尚、このホスピスは2004年に新築移転予定で、チャリテイを中心に資金集めとホスピスアピールが行われていた。







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