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2. 手続き
(1) 質問紙の検討
 作成した項目についての妥当性を検討するために、大阪府堺市内の日本医療社会事業協会非会員であるMSW(4施設;10名)に、全項目に対する回答および不適当な箇所についての助言を依頼した。その結果、数カ所の訂正を行った。
 
(2) 対象者の選定
(1)日本医療社会事業協会に依頼し、大学等教育機関所属、介護老人保健施設所属、診療所所属を除いた病院所属の会員(2000年12月1日現在)の宛名シールを購入した。
(2)(1)について、病院要覧2001‐2002(厚生省健康政策研究会、2000)に基づき、該当者を選定した。該当者は、1028名であった。
(3)全国ホスピス・緩和ケア病棟連絡協議会に2002年8月1日現在でA会員である施設105施設のうち、日本医療社会事業協会会員のいない70施設に電話にて、MSWの配置の有無を確認した。MSWが配置されていると回答した施設は、56施設であった。
 
(3) 質問紙の発送・回収方法
(1)日本医療社会事業協会員である 1028名
(2)ホスピス・緩和ケア病棟を有する機関に配置されているMSWであり、日本医療社会事業協会非会員である 56名
(3)ホスピス・緩和ケア病棟を有する機関に配置されているMSWであり、日本医療社会事業協会員である 35名
 
 以上の対象者1119名に郵送による質問紙調査を実施した。同封の封筒にて回収した。
 但し、(3)に対しては、ホスピス・緩和ケア病棟担当MSW宛てにて質問紙を郵送した。その際、ホスピス・緩和ケア病棟担当MSWが日本医療社会事業協会会員であり、既に質問紙に回答している場合は、他に回答していないMSWへ回答を依頼し、回答者がいなければそのまま返送するよう明記した。







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