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現在の観音崎灯台(三代目)
現在の観音崎灯台
構造 白色塔形コンクリート造
灯質 群閃白光毎15秒に2閃光
光度 14万カンデラ
光達距離 20海里
平均水面から灯火まで  56m
無線方位信号  レーマークビーコン局
 
観音崎灯台無線方位信号の塔
レーマークビーコン局のアンテナ塔です。雨や霧で光が見えにくいときでも、電波を使って灯台の位置を知らせています。
 
観音崎灯台の灯器
強力な光を発する源です。
 
観音崎灯台の機械部分
回転機械の上に灯器の重量を軽減するため、水銀が使われています。
 
 観音崎は、三浦半島の東端に位置し、対岸の房総半島と共に東京湾の入口を形成しています。
 眼前の浦賀水道は、わずか3.5キロメートルの狭水道で世界でも有数の船舶の航行量の多いところです。
 初代の観音崎灯台が、大正11年(1922)の地震により亀裂が入り撤去された後、二代目となる八角形・コンクリート造の灯台が再建されましたがそれも束の間、大正12年(1923)の関東大震災により破壊され、三代目の灯台が大正14年(1925)6月1日に復旧されました。
 それが、現在の観音崎灯台です。三代目の灯台には、光だけではなく無線方位信号の役目もあり、レーマークビーコン局としても活躍しています。







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