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6−3 人口指標の設定について
(1)概要
 設定する人口指標は常住人口・就業人口・従業人口・就学人口・従学人口とする。ただし就学人口および従学人口については、統計資料となる国勢調査が15歳以下を特掲としているため、就学人口・従学人口は15歳以上および15歳未満で分類して設定する。
 以下に、人口指標の設定の概要をフローで示す。
 
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図 6−3−1   常住人口の増加率(平成7年→平成12年)
資料:国勢調査
(2)府県指定市別常住人口の予測
a)予測の前提となる人口フレームについて
 国土交通省(本省)において予測されている都道府県人口をもとに、近畿圏の常住人口を整理すると以下の通りである。
■ 近畿計の常住人口は約2,034万人であり、国立社会保障・人口問題研究所(以下、社人研)予測の移動型人口(直近の社会移動の動向を考慮)の2,027万人と封鎖型人口(社会移動を考慮しない)の2,049万人の中間に位置する。
■ 近畿の人口の対全国シェアを見ると、2000年で約16.43%であったのが、国交省予測で約16.39%と微減となる。(なお、国交省予測の全国値は社人研予測値と同一であり、純移動率等で独自の設定を行った予測となっている。)
 
図 6−3−2   近畿人口の対全国シェア
資料:国勢調査
 
 府県別の予測人口を次頁の図 6−3−3に示す。
 
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図 6−3−3   人口予測結果の比較(千人)
 
b)5歳階級別・男女別人口
 社人研予測において、直近の2000(平成12)年国勢調査ベースの5歳階級別・男女別人口が、都道府県別に公表されている。
 以下は考察である。
■ 現在の人口ピークである団塊の世代(50歳代)が70歳以上になり、一層の高齢化が進む。
■ 一方で出生率の低下により男女とも若年層の人口減が顕著である。
 
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図 6−3−4   性別年齢階層別人口(近畿計)
 
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図 6−3−5   性別年齢階層別人口(府県別)







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