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b)女性・高齢者の交通手段利用率の変化
○年齢別・性別生成交通量の増減
・ 少子高齢化の流れを受け、25歳未満の若年層の生成交通量が減少し、一方で50歳以上の高齢層の生成交通量が増加している。
・ 女性の生成交通量の伸びが男性に比して大きくなっている。
 
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図 2−2−31   年齢別・性別生成交通量(太棒・平成2年、細棒・平成12年)
資料:第3回、第4回京阪神都市圏パーソントリップ調査
 
○代表交通手段別生成交通量の比較
・ 鉄道利用交通量は20歳代の若年層や40歳代などで特に減少している。
・ 一方、自動車交通量は男性50歳以上、女性25歳以上でそれぞれ大きく伸びており、特に女性の自動車交通量の伸びが極めて大きくなっている。
 
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図 2−2−32   年齢別性別・手段別生成交通量(太棒・平成2年、細棒・平成12年)
資料:第3回、第4回京阪神都市圏パーソントリップ調査
 
○交通機関構成比の推移
・ 概して男性の自動車利用率が高く、女性は徒歩二輪利用率が高い。
・ 男女とも鉄道の利用率が高いのは15〜25歳の若年層で、高齢に行くに従いその率は減少している。
・ 特に女性の自動車分担率が平成2年から12年の過去10年で大きく上昇している。その理由として、免許保有率の上昇、自動車保有率(台/世帯)の上昇等が挙げられる。
 
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図 2−2−33   年齢別・性別交通手段選択構成比の比較((上)平成2年、(下)平成12年)
資料:第3回、第4回京阪神都市圏パーソントリップ調査
 
○世代別に見た交通手段(鉄道・自動車)の使い方
<鉄道利用者数の推移>
・ 鉄道利用者数は若年層を中心に利用者が減少しているが、原因としては少子化の影響及び自動車利用者の増
加(免許取得率の増加)等が考えられる。
・ 女性については、30歳を過ぎると鉄道利用者が急激に落ち込む。原因としては退職などによる通勤機会の減少や比較的短トリップの自由目的需要(主として徒歩二輪もしくは自動車で)が主体となるためと推察される。
 
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図 2−2−34   年齢別鉄道利用交通量(人/日)
資料:第3回、第4回京阪神都市圏パーソントリップ調査
 
・ 世代間で見た交通手段の使われ方の変化を見るため、平成2年での年齢別データを平成12年時点の年齢にスライドさせて比較した。
・ 男性においては39歳以下(平成12年時点年齢、以下同様)と60歳以上の高齢層、女性にあっては39歳以下の若年層において特に鉄道需要が減少している。免許取得率の上昇と自動車の普及が影響していると考えられる。
 
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図 2−2−35   年齢別鉄道利用交通量(人/日)
資料:
第3回、第4回京阪神都市圏パーソントリップ調査
注)
年齢スライド・H12時点年齢で比較
→は世代スライドを示す
 
<自動車利用者数の推移>
・ 自動車利用者は男性では50歳以上、女性では25歳以上の大部分で大きく上昇している。
・ 男性高齢層と女性で免許保有率が大きく上昇していることが背景として考えられる。
・ 男性高齢層の免許保有率の上昇は、平成2年時点で免許を持つ世代のシフトによるものと考えられる。
 
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図 2−2−36   年齢別自動車利用交通量(人/日)
資料:第3回、第4回京阪神都市圏パーソントリップ調査
 
・ 世代間で見た交通手段の使われ方の変化を見るため、平成2年での年齢別データを平成12年時点の年齢にスライドさせて比較した。
・ 特に、女性の40歳未満の層における免許取得率の上昇により、自動車利用交通量が増加していると考えられる。
 
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図 2−2−37   年齢別自動車利用交通量(人/日)
資料:
第3回、第4回京阪神都市圏パーソントリップ調査
注)
年齢スライド・H12時点年齢で比較
→は世代スライドを示す







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