5. 海洋温度差発電の今後の展開
我が国の海洋エネルギー技術は、海外で高く評価され、なかでも波力発電や海洋温度差発電などは、海外で我が国の技術を利用して積極的に実用化及びその普及に向けて展開している。
一方、我が国においても近年、内閣府の総合技術会議を中心にエネルギーの重点分野のひとつに「海洋エネルギー利用技術」が掲げられ、精力的な研究開発の進展が国内及び海外から期待されている。特に、エネルギー分野での国際競争力の強化、国際的協力と貢献の点が、重要視されている。総合科学技術会議では、海洋エネルギー利用分野では計画が掲げられている。
2000年―2005年 調査・性能実験等
2006年―2010年 最適設計・制御の開発
2011年― 商業生産に向け技術整備等
これらの施策と研究者および関係者の確実な研究開発の進展によって、海洋エネルギーの国際競争力の強化、国際的協力と貢献の点が期待される。