(2)実験結果
図II.4.9.1-2には、試験片前の管内流速の違いによる浮遊性甲殻類の損傷率の比較、図II.4.9.1-3には、スリット部流速と管内流速の関係(均一多スリットにおけるデータを含む)、図II.4.9.1-4には、スリット部流速と圧損の関係(均一多スリットにおけるデータを含む)を示した。
浮遊性甲殻類に対する損傷率は、試験片前の管内流速が速い方が高い。この結果から、スリット内および噴流内あるいは試験片上流部の縮流部の剪断力は、管内流速が速く、スリット部の流速との差が小さいほど大きいこと示している。
したがって、試験片前の管内流速とスリットの配置が効果および実用性の向上要素の候補となる。
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図II.4.9.1-2 試験片前の管内流速による浮遊性甲殻類損傷率の比較
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図II.4.9.1-3 均一多スリット、単スリット、単スリット管内流速増加のスリット部流速と管内流速の関係
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図II.4.9.1-4 均一多スリット、単スリット、単スリット管内流速増加のスリット部流速と圧損の関係