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2.研究の内容および経過
2.1研究の内容
 本研究は、機械的殺滅法の実用機開発の方向性を見いだすことを目標とした。実用機の開発には、機械的殺滅法の水生生物殺滅メカニズムを正確に把握することが必要であることから、既存知見を基に推定し、実験で検証した。さらに、解明したメカニズムを応用した実験を実施して、今後の開発ポイントとなる改良要素を検討・把握した。
 実験結果を基に、他国で開発中の各種処理技術の性能を比較して、機械的殺滅法の有用性を確認した。また、機械的殺滅法の有用性を周知するための資料を作成すると共に、実用機開発に向けての課題を整理した。
2.2研究の経過
平成13年
  5月24日 第1回委員会を開催して、事業計画を審議した。機械的殺滅法のメカニズム解明実験方法等の詳細は作業部会で検討することとなった。
  5月25日
 〜
7月9日
メカニズム解明等に関する既存文献を収集整理し、メカニズムを推定すると共に、解明実験方法等を検討・作成した。
  7月10日 第1回作業部会を開催して、解明実験方法等を審議し、検討結果を各委員に報告して承認された。
  8月1日
 〜
8月15日
 
実験を実施し、機械的メカニズム殺滅法のメカニズムを解明した。
  8月15日 第2回作業部会を開催し、解明したメカニズムを承認し、追加実験として改良要素実験実施と実験方法を決定した。
  8月16日
 〜
9月2日
改良要素実験を実施し、機械的殺滅法の実用機開発に向けての改良要素を明らかにした。
  9月3日
 〜
12月24日
 
実験結果を整理・とりまとめた。
  12月25日 第2回委員会を開催し、実験結果を審議し、承認された。
  12月26日
 〜
各国におけるバラスト水処理技術に関する情報を収集・整理すると共に、実用機開発に向けての課題の整理および周知資料の作成した。また、報告書原案を作成した。
平成14年
  2月18日  
  2月19日 第3回委員会を開催し、報告書原案を審議した。原案の内容を一部修正することで承認された。








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