No.29 盛家住宅
昭和58年度も今回も内部調査はできなかった。大正期から昭和戦前に建設されたと推定される切妻造、妻入の木造二階建て店舗付住宅である。この店舗付住宅の北隣に隣接して土蔵が並ぶ。質屋を営んでいた盛家では、屋敷奥にも土蔵が配置されている。ファサードは全体的に伝統的な形式のままといえるが、車庫のシャッターだけが気になった(図3-59,60)。
(拡大画面: 53 KB)
図3-59 盛家住宅 図面1
(拡大画面: 69 KB)
図3-60 盛家住宅 図面2
No.30 十文字屋
中町の西側街区南端に位置する鉄骨二階建ての各種食料品や化粧品などを扱う店舗である。表側外壁仕上げには、モルタルと金属板を使用している。角地であるので、東面と南面に鉄骨のアーケードが回る(図3-61)。
(拡大画面: 68 KB)
図3-61 十文字屋 図面