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[4]用途現状
 調査地域全体の建築の用途は、居住・営業部分、収納部分、作業部分、車庫、その他として主に歩道に供している「こみせ」とアーケードに大別される。居住・営業部分と収納・作業部分を合わせると、昭和58年度調査と同様にこれだけで全体の9割を占める。一方、表道路から約10m以内の表構えでは、居住・営業部分が上昇し、収納・作業部分が低下しているが、その他の「こみせ」やアーケードの割合が収納・作業部分より大きく、708m2(23%)になっていることが注目される。しかし、この「こみせ」やアーケードの面積は、前回調査より300m2以上も減少しており、これらの解体が進んでいることが分かる。なお、屋内専用車庫は調査地域全体で9件、241m2(2%)と昭和58年度調査時の約半分以下にすぎないが、その分、居住・営業部分の解体に伴い屋外駐車場の面積が増加している(図3-14,15)。
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図3-14 用途現状建築面積(地区全体)平成13年度調査
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図3-15 構成建物の用途現状








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