報道対応
1.プレスリリース
県内報道機関に対して、主要プレスリリースの他、組織委員会会議、各種イベント及び関連事業についてリリースを行った。
プレスリリース回数
1997年度 |
12回 |
1998年度 |
12回 |
1999年度 |
20回 |
2000年度 |
40回 |
2001年度 |
35回 |
(1) 主要プレスリリース
年月日 |
内 容 |
1997.6.3 |
秋田ワールドゲームズ2001組織委員会発足 |
12.14 |
第1回調整委員会(秋田)、IWGA会長記者会見 |
1998.4.21 |
第2回調整委員会(秋田)、IWGA会長記者会見 |
5.28 |
シンボルマーク発表 |
7.31 |
第1弾ポスター発表 |
10.14 |
第3回調整委員会(モナコ)、IWGA会長談話、開催競技・競技会場決定 |
1999.4.16 |
第4回調整委員会(秋田)、IWGA会長記者会見 |
7. 8 |
秋田ワールドゲームズ振興会設立総会 |
8. 2 |
大会イメージソング制作発表記者会見 |
9.10 |
第2弾ポスター発表 |
10.11 |
第5回調整委員会(秋田)、IWGA会長記者会見、IF代表者による競技会場視察 |
10.14 |
IWGA年次総会、GAISF年次総会(大阪) |
11.15 |
大会マスコットキャラクター制作発表記者会見 |
2000.1.17 |
大会マスコットキャラクター愛称発表記者会見、公式ライセンシー募集 |
1.21 |
大会参加選手・チームの選抜方法公表 |
4.28 |
インフォメーションプラザ&オフィシャルショップ開店 |
5. 8 |
事前ボランティア活動開始 |
6. 3 |
第6回調整委員会(秋田)、IWGA会長記者会見 |
7.26 |
PRバス「ナミー&ハギ一号」運行開始 |
8.15 |
開会式総合プロデューサーに今野勉氏決定 |
8.16 |
開会式チケット発売開始 |
9.12 |
開会式制作発表記者会見 |
10. 6 |
第3弾ポスター発表 |
10.18 |
表彰メダルデザイン発表 |
10.28 |
第7回調整委員会(モナコ)、IOCとIWGAが相互協力の覚書に調印 |
11.14 |
プレイベント「第30回世界男子パワーリフティング選手権大会」開催記者会見 |
2001.1. 9 |
オフィシャルスポンサー発表 |
3.21 |
大会参加選手・チームの属する国・地域数が大会史上最多 |
5. 8 |
開幕100日前記念記者会見 |
5.23 |
ワールドゲームズジェット就航 |
6.15 |
IWGA会長・IOC連絡調整役員記者会見 |
6.20 |
開会式の全国テレビ中継日程発表 |
7. 6 |
大会期間中の循環バス・シャトルバス運行計画発表 |
7. 9 |
定例記者会見、第4弾ポスター発表 |
7.16 |
定例記者会見、表彰メダル・ケース完成、開会式詳細情報 |
7.23 |
定例記者会見、文化プログラム情報、閉会式詳細情報 |
7.30 |
定例記者会見、参加選手情報、インフォメーションブース開設 |
8. 6 |
定例記者会見、公式プログラム発表 |
(2) 大会時のプレスリリース
大会期間中に共同記者会見場において定例記者会見を6回、臨時記者会見を4回実施し、大会に関する情報を提供した。
年月日 |
内 容 |
8月15日 |
定例 |
IWGA会長、秋田県知事、AOC会長による開幕直前記者会見 |
16日 |
定例 |
大会本部長による大会・開会式概要説明 |
17日 |
定例 |
IWGA会長、IOC副会長による記者会見 |
18日 |
臨時 |
ブールスポーツに関する記者会見 |
19日 |
臨時 |
イングランドローラーホッケー協会会長によるローラーホッケーに関する記者会見 |
21日 |
臨時 |
日本パワーリフティング協会による、日本人メダリストの記者会見 |
22日 |
定例 |
IWGA会長による大会前半総括と後半の見どころに関する記者会見 |
24日 |
定例 |
デュイスブルク市長による次回ワールドゲームズに関する記者会見 |
26日 |
定例 |
IWGA会長、AOC会長による大会総括記者会見 |
27日 |
臨時 |
日本ビリヤード協会による病気療養選手援助募金に関する記者会見 |
2.事前説明会
当初計画は以下の一件であるが、後述のとおり、節目節目での説明会を開催した。
(1) メディアミーティング
2001年2月16日に秋田ふるさと村にて開催された「6Month Countdown Event」に合わせ、東京運動記者クラブ、東北各県政記者クラブ加盟社等に県内外の報道機関を招待して、事前説明会としてのメディアミーティングを開催した。
参加は16社25人で、県外11社12人、県内5社13人であった。
プログラム内容は以下のとおり
2月16日
・競技デモンストレーション視察
・テーマソング発表ミニコンサート
・フローリック会長を囲んでのメディアミーティング
・「かまくら」見学
2月17日
・競技会場(県立総合プール、市立体育館)視察
(2) その他の事前説明会
1997年6月5日
秋田ワールドゲームズ2001組織委員会発足について
会場 岸記念体育会館内スポーツマンクラブ
1998年4月22日
IWGA会長記者会見
会場 岸記念体育会館内スポーツマンクラブ
1999年3月2日
放送に関するテレビ・キー局各社に対する説明会
会場 永田町全共連ビル
2000年12月7日
大会の概要発表とメディアガイドの発行について
会場 日本体育協会記者クラブ
2001年1月9日
競技チケットの販売開始とスポンサー獲得状況について
会場 日本体育協会記者クラブ
2001年1月26日
海外スポーツ記者協会 (AIPS) へのPR
会場 大阪府ハイアットリージェンシーホテル
2001年4月23日〜24日
100日前カウントダウンイベントPR
メディア15社を訪問して説明
2001年5月8日
出場予定選手記者会見及び開会式概要等について
会場 日本プレスセンタービル
2001年7月30日
出場選手リストの発表について
会場 日本体育協会記者クラブ
(3) 大会案内・ID登録
1) 計画
国内は東京運動記者クラブ、東北各県記者クラブ、海外は世界スポーツ記者協会 (AIPS) 等を通じて案内し、取材希望者の申し込み・登録を行うこととした。
案内時期/2000年11月
登録時期/2001年1月〜
IDカードの発行/
登録を完了した報道関係者に対しIDカードを発行する。
2) 実施状況と結果
日本語版及び英語版それぞれのメディアガイド第1版から第3版の作成と送付に伴い、案内及び登録を実施した。
●メディアガイド第1版
内容/大会の概要と案内
第1次来会調査
発行/2000年11月末
日本語版送付先
東京運動記者クラブ加盟社
東北・北海道県政記者クラブ加盟社
日本雑誌協会
日本新聞協会
フォーリンプレスセンター
各競技団体及び専門誌
県内各市町村
後援団体
英語版送付先
IWGA
ラハティ大会参加国NOC 75ヶ国
各IF
●メディアガイド第2版
内容/大会の概要、競技の概要
第2次来会調査及び取材申請書、宿泊申込書
発行/2001年2月中旬
日本語版送付先
第1版送付先及び第1次来会調査回答社
英語版送付先
第1版送付先及び第1次来会調査回答社
トランスワールドインターナショナル社(TWI)、IOC、AIPS、日本外国特派員協会、AP、AFP、ロイター他
●メディアガイド第3版
内容/大会の詳細
取材申請書、駐車許可申請書
日本語版及び英語版送付先
第1次及び第2次来会調査回答社
取材申請書提出社
第1版、第2版送付先
3) 登録及びIDカードの発行について
ID認定委員会の基本的事項の決定を待ち、登録受付は2001年4月1日より開始することとしたが、登録申請数が少ないことから、実際に登録作業を開始したのは6月末からであった。
メディアを対象とするIDカードについては、他のカード対象者と異なり以下のとおりの分担となった。
登録申請…申請者本人
申請書受理・審査・起案・決済…広報部
確認書送付・発行…情報管理班
* 査証必要者に対する申請書類の準備…広報部
招聘状の発行…渉外班
当初計画では合計で300人の登録を見込んでいたが、ワールドゲームズへの認識が深まると共に7月末から大会開始前までに登録申請数が急伸し、最終的に競技団体関係者及び市町村関係者を除くと、149社(内海外21社)、958人(内海外32人)の登録数であった。
メディア来会状況一覧
区 分 |
来会数 |
うち海外 |
海外取材者内訳 |
来会メディア |
149 |
21 |
14ヵ国 |
来会人数 |
958 |
32 |
  |
カテゴリー別 |
通信社 |
5 |
3 |
中国 新華社 2 人 フランス AFP 1 人、ベルギー BELGA 1人 |
新聞社 |
27 |
  |
- |
放送局テレビ |
22 |
4 |
中国 CCTV 3人、ドイツ 2 WDR 5人、DSF 2人、イギリス BBC 1人 |
放送局ラジオ |
6 |
1 |
ブラジル RM-ブラジル 1人 |
映像製作・配信その他 |
27 |
2 |
イギリス TWI 3人、オーストラリア f-reel 2人 |
専門誌 |
28 |
5 |
米国 3 ZBRS 1人、PFM 1人、ビリヤードM 1人、ドイツ 2 FbS 1人、BD.C 1人 |
雑誌 |
21 |
1 |
スロバキア DailySport 1人 |
フリーランス |
13 |
5 |
カナダ、ノルウェー、フィンランド、スイス、スウェーデン |
報道委員会等で早めの登録を依頼していたにもかかわらず、8月初旬から大会前半までの2週間に半数以上の登録申請が集中したことにより、直前の業務に大きな負担となった。
情報管理班では選手の登録を最優先としていたため、報道関係者の確認書送付が遅れ、事前の確認書送付がほとんどできず、大会当日MACでの本人確認作業量が増加した。
本来、本人確認の上MACで交付することとし代理人への交付を認めない方針であったが、当日の交付業務を少しでも軽減するために、主要な報道機関については代理交付を認めることとした。
報道関係者の登録については、その資格審査が問題となった。できる限り広く報道機関に取材してもらいたいという希望と、同時に、できる限り情報量を大量に発信可能な報道機関を優遇するべきだという事務局としての義務、相反する条件が資格審査の規準設定を困難なものとした。
事前の申込に関しては、全て登録申請を受け付ける。しかし、8月1日以降は日本新聞協会加盟社及び全国民間放送連盟加盟社のみを受け付ける事としてバランスを図った。
大会直前から期間中にかけて、競技団体広報担当者や視察団体交付担当者等、他のカテゴリーで登録済みながら、メディアとして活動する者(複合カード申請者)の申請が多く見られた。当初から複合カード申請者を想定していたが、その数の多さは予想外であった。競技団体側にIDカードに関する認識が不足していたためであろう。
また、IDカードには取材対象競技に制限が無いため、複合カード所有者にも取材制限を課することができない、という事態が直前になって判明した。しかし、競技団体の複合カード所有者が他の競技会場で入場チケット代わりにカードを利用するという事態は生じなかった。
(4) 宿泊・輸送
当初から、ID登録者に対して宿泊申込の受付を併せて実施し、報道関係者用の宿泊施設を斡旋することとしていた。
メディアガイドにてメディアホテルとしてアルバートホテルを特定して紹介し、第2版に宿泊申込手続きと期限(2001年6月21日)を明示し宿泊申込書を添付した。期限内の宿泊予約についてはAOCで受け付け、オフィシャルトラベルエージェントである(株)ジェイティービーにまとめて送付し、期限後は直接(株)ジェイティービーへの申込を斡旋した。
当初は全期間200室を準備したが、登録状況から6月初旬に100室程度を一旦リリースした。しかし、6月21日の期限後2週間程度まで駆け込み予約が殺到し、最終的にはシングル196室、ツイン10室の予約申込がなされ、延べ1,268人日、1日最大126人(8月16日)の宿泊予約となった。
直前に申込が殺到したため、(株)ジェイティービーからの予約確認書の発送が遅れ、多くのクレームが相次ぐ結果となった。
多くの報道機関において、ワールドゲームズに対する具体的な取材計画は大会直前1ヵ月前程度に決定したと推定され、そのため1ヵ月半前の申込締切は早すぎた期限であったと考えられる。しかしながら、宿泊ホテル側としては確保した部屋が残った場合、再度販売する時間が無いことから申込締切を延長することは困難である。報道機関の宿泊施設のコントロールは非常に難しい作業と言わねばならない。
(5) メディアガイドブック
国内外におけるワールドゲームズの知名度はまだ低く、メディアの関心も高いとは言えない状況のなかで、秋田大会をより多くのメディアに取材、報道してもらうために、大会概要、取材活動情報を記載したメディアガイドブックを作成、配布した。メディアガイドブックの発行は当初2回を予定していたが、ワールドゲームズに対する理解を図る上で本大会の開催経緯や歴史、組織、コンセプト等から伝える必要があること、また本大会に参加する競技団体等からの情報が一元的に入ってこないことなどを考慮し、継続的な情報の提供を図る上から発行回数を3回としたほか、競技情報を補完するための別冊の発行も行った。
配布にあたっては、地元及び東北各県の記者クラブをはじめ、国内については日本新聞協会や東京運動記者クラブ、各競技団体 (NF)、海外についてはIWGAや各国NOC及びIF、AIPS等を通じてメディアヘの周知を図った。
メディアガイドブック発行概要
区 分 |
発行時期 |
発行部数 |
初版 |
2000年11月 |
日本語版 |
500 |
英語版 |
300 |
第2版 |
2001年 2月 |
日本語版 |
500 |
英語版 |
700 |
第3版 |
2001年 7月 |
日本語版 |
1000 |
英語版 |
400 |
主な内容 |
・大会概要 |
・メディアアクレデティーション |
・取材に関しての留意事項 |
・プレスセンター、放送センター |
・各会場でのメディア対応 |
・メディアホテル、交通手段 |
初版発行当時は、各報道機関からの反応も鈍く、同時に実施した第1次来会調査結果(1月末)においても取材予定有りとの回答は30社程度であったが、第2版の発行に合わせて実施した第2次来会調査結果(4月末)では60社余りとなり、その後大会が近づくにつれてメディアの関心も高まり、最終的には149社、約958人が大会の取材に訪れた。
(6) 報道委員会
大会の取材、報道に関するルールや情報の提供方法等について検討するため、秋田県報道懇話会の会員を委員とする報道委員会を設置し協議を行った。
報道委員会は、秋田魁新報社の前川重明委員を議長として4回開催され、AOCの大会における報道対応の大枠を決めるための諮問的機間としての役割を果たした。
第6回ワールドゲームズ「報道委員会」名簿
(順不同)
機 関 名 |
職 名 |
氏 名 |
河北新報社 |
秋田総局長 |
吉野 隆也 |
秋田テレビ |
報道制作局長 |
佐藤 裕泰 |
報道制作局報道部長 |
石井 仁 |
日本経済新聞社 |
秋田支局長 |
武内 正直 |
朝日新聞社 |
秋田支局長 |
渡辺 宏幸 |
エフエム秋田 |
放送部長 |
工藤 敦 |
北羽新報社 |
取締役編集担当 |
八代 保 |
秋田朝日放送 |
報道製作局長 |
斎藤 紘 |
報道制作部長代理 |
和気 徹児 |
時事通信社 |
秋田支局長 |
山田 克彦 |
読売新聞社 |
秋田支局長 |
結城 孝彦 |
秋田放送 |
報道局長 |
野口 隆雄 |
報道部長 |
依本 悟 |
共同通信社 |
秋田支局長 |
橘 洋太 |
産経新聞社 |
秋田支局長 |
大場 憲一 |
日本放送協会 |
秋田放送局放送部長 |
小池 徹鋭 |
放送部副部長 |
谷本 雅昭 |
毎日新聞社 |
秋田支局長 |
七井 辰男 |
岩手放送 |
秋田支局長 |
瀬川 義行 |
さきがけスポーツ |
取締役編集長 |
佐々木 哲也 |
秋田魁新報社 |
編集局長 |
前川 重明 |
報道本部長 |
沓沢 伸義 |
会議及び協議事項
会 議 |
協議事項 |
第6回ワールドゲームズの報道に関する会議
(2000.11.22) |
・大会の広報・報道計画について |
・報道委員会の設置について |
・メディアガイドについて |
第1回報道委員会
(2001.1.30) |
・大会取材に関する基本的事項について |
・メインプレスセンターについて |
・各会場でのメディア対応について |
第2回報道委員会
(2001.4.26) |
・メディア関係者のIDについて |
・大会の取材方法について |
第3回報道委員会
(2001.6.12) |
・リザルトの表記・閲覧方法について |
・大会の取材申込状況について |
第4回報道委員会
(2001.7.13) |
・メディアガイド最終版について |
・各会場の取材エリア等について |
・大会の取材申込状況について |