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(3) 全国規模のお祭り・開催市町村でのPR活動
 主催者側の協力のもと、全国的なお祭りの場においてPRを実施したり、また、ワールドゲームズ開催市町村との連携により様々なPRを実施することで、県内外の人々に対し、効果的に宣伝広報を行った。
1) 全国規模のお祭りにおけるPR活動
 期間中約120万人の観客が訪れる秋田市の伝統行事「竿燈まつり」と、1日で60万人以上の観客が集まる大曲市の「全国花火競技大会(大曲の花火)」においてPRを実施。全国に向けてワールドゲームズ開催をアピールした。
[1] 「竿燈まつり」でのPR
  2000、2001年度に協賛し、竿燈まつりパンフレットヘのワールドゲームズの大会情報の掲載、着ぐるみによるパフォーマンス、大型画面によるPRビデオの放映等を行った。
  また、NHK秋田放送局前で行われる「あきたふるさと広場」にも参加。PRブースの運営、ステージでのPRを行った。
[2] 「全国花火大会(大曲の花火)」でのPR
  1999、2000年度に協賛し、全国花火大会のパンフレットヘのワールドゲームズの大会情報の掲載、仕掛け花火の提供を行った。
  この模様は、NHKの衛星放送(BS)を通して全国へ紹介された。
2) 開催市町村でのPR活動
 開催市町村と連携し、開催市町村で行われるお祭りや各種催しなどに併せてPRを実施した。PRビデオの放映・パンフレット等の配布・オフィシャルグッズの展示販売などを行うPRブースの運営と併せ、競技体験コーナー、ワールドゲームズと関連させ関連させた各種ゲーム、大会マスコットキャラクター「ナミー・ハギー」の着ぐるみによるパフォーマンスなど様々な内容でワールドゲームズ開催をアピールし、大会気運の盛り上げを図った。
 
実施一覧
2000年5月
 「菜の花まつり」におけるPR (大潟村)
2000年6月、7月
 「第3弾ポスターデザイン募集キャンペーン」の実施 (秋田市、雄和町、六郷町)
2000年7月
 「第5回子吉川フェア」におけるPR (本荘市)
2000年8月
 「天王グリーンランドまつり2000」におけるPR (天王町)
2000年10月
 「第21回健康の集い」におけるPR (秋田市)
2000年10月
 「第32回よこて菊まつり」におけるPR (横手市)
2000年11月
 「第123回種苗交換会」におけるPR (秋田市)
2001年2月
 「第26回童っ子の雪まつり」におけるPR (秋田市)
2001年6月
 「第17回日本海洋上花火大会」への協賛 (岩城町)
※上記は、AOC広報部として実施したものの一部である。
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(4)まとめ
 ワールドゲームズをPRするにあたって、最大の問題は、大会自体の知名度が低いことであった。
 経費を極力抑え込む、という基本スタンスのもとで、限られた人員の中でいかに効率的にPRするか、ということが常に広報部の課題であった。実際の競技・演技を直接見てもらえれば何よりもこの大会の魅力が伝わることはわかってはいるものの、それは予算上非常に困難であった。結果としては、あちこちに顔を出して、口頭で説明したり資料を配付したりしながら、できる限り競技のデモンストレーションや模擬的な競技の体験コーナーを組み合わせてPRしていくという内容の活動がほとんどであった。
 このような活動を重ねていったが、しばらくの間はほとんど効果が見えてこない状況であった。
 県内においては、ようやく、開催200日前にあたる2001年2月ぐらいから徐々に大会名が知られるようになり、100日前にあたる2001年5月ぐらいには大会自体については周知が図られていると実感できるようになってきた。
 PR活動と絡め、新聞広告、テレビ・ラジオスポット、その他各種の媒体を連動させて宣伝広報したことは非常に効果的であったと思われる。一方、県外においては、東京でのパレード、東北各県へのPRキャラバンなどPR活動を実施したものの、県外への周知・普及を図るためには活動量が少なすぎた。県外におけるPR活動に関してはやはり、PR宣伝経費を十分確保した上でのPRが必要不可欠であろう。
 派手な演出も華美な装飾も無く、着ぐるみに入ることも含めて、企画・運営はほとんどが自前という地道なPR活動において、大会マスコットキャラクター「ナミー・ハギー」のキャラクターとその着ぐるみ人気に支えられた部分が非常に大きかった。








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