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公式競技【水上スキー】Water Ski
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秋田大会実施種目・参加選手数
「男子」・「女子」
トーナメント:スラローム、ジャンプ、トリック
ベアフット:スラローム、ジャンプ、トリック
ウェイクボード:フリーライド
●参加選手数/73人(参加枠/90人)参加国・地域/25
●国際競技団体名:国際水上スキー連盟(IWSF)
●本部所在地:イタリア
●加盟国(地域)数:73
水上スキー
8月24日(金)〜26日(日)/大潟村水上スキー場
※(台風のため1日順延)
8月21日(火) 公式練習
  22日(水) ※台風のため公式練習中止
  23日(木) 公式練習
  24日(金) 予選
  25日(土) 予選
  26日(日) 決勝
 
1.計画と準備状況
(1) 競技日程
 前回のラハティ大会ではトーナメント・ベアフットの種目が4日間で行われていたが、今大会では3日間の競技期間が組まれた。また、新たな種目としてウェイクボードも行われることになり、全体的に過密なスケジュールとなった。
(2) 会場利用計画等
 スムーズな大会運営を行う観点から、観戦エリアは運営本部の対岸に設定された。
 観客用には、大潟村が所有していた観客スタンド500人分に加え新たに200人分の仮設スタンド設置することとした。また、観客席側は雑草(葦)・雑木等が繁茂し、地面の凹凸も激しいため、雑草等の除去及び整地を行った。
 駐車場については、利用が予定されていたソーラースポーツラインの地盤沈下が懸念されることから、1車線分のみ使用することとした。
 また、波消し対策、水位の維持、漂流ゴミ対策等について検討され、波消し対策については、大潟村役場にて両岸に繁茂している葦を刈り、それらを束ねて岸に取付けることとしたほか、水路の水位維持については、水路を管理している八郎潟基幹管理事務所に対しAOCが調整を依頼、漂流ゴミについては上流の橋の下にネットを張る対策をとることとした。
 競技に要する器具については、日本水上スキー連盟(JWSA)がビデオ機材及びジャンプ計測器を手配。また、国際水上スキー連盟(IWSF)がベアフットジャンプ台を準備した。
 大型スクリーン、浮桟橋の製作、選手の競技用具の保管場所(プレハブ)、夜間の警備・ウェイクボードの曳航艇の手配についてはAOCが準備することとした。
 なお、ベアフット用の曳航艇は手配できなかったため、ウェイクボード用の曳航艇を使用することになった。
(3) 運営体制
 競技運営に関しては、IWSFが統括し、JWSAは開催国として競技運営の全般を担当した。
 会場運営に関してはAOCが行うこととした支援職員、ボランティアを競技及び会場運営部の各班の業務に適正な配置となるよう配慮した。また、事前研修やリハーサルを実施し、業務の理解と役割の確認を行った。
2.運営と結果について
(1) 競技運営
 台風の接近が懸念された事から、21日の夕方に22日の公式練習を中止することを決定するとともに、会場に設営されていたテント等の撤去作業が行われた。
 また、台風の影響による増水が予想され、水路の水位を下げなければならない状況となったことからジャンプ台の撤去も行われた。
 これにより、競技日程は1日繰り下げて実施されることとなった。
 23日は会場設営と公式練習にあてられたが、練習できない選手もいたため24日早朝も公式練習が行われ、その後、遅れて初日の競技がスタートした。
 競技2日目及び3日目は、早朝からの競技開始となったが、競技進行は遅れがちとなり、表彰式については全種目終了後に一括して行われた。
(2) 会場運営
 競技の進行状況により、運営要員の不足する状況が発生したが、ボランティア等のスタッフが相互に協力し臨機応変に対応した。
 会場には上水道等の施設がなく、飲料水等の確保が問題であったが、自衛隊の協力を得て確保された。仮設トイレについては、観客用として男性用1基、男女兼用2基及び身障者用1基を設置していたが、予想以上の来場者数があったことから男女兼用2基を追加し対応した。
 駐車場については、会場に隣接するソーラースポーツライン1車線を駐車場として確保し対応したが、駐車が2キロ以上にもおよび炎天下の中、来場者には不便をかけた。
 報道関係者に対しては、必要に応じて競技進行状況やカメラ設置可能エリア等の説明が行われ、取材の便宜を図るとともに競技運営の支障とならないよう注意を促した。
(3) 観客の状況と対応
 競技日程が1日ずれたため、前売券の取扱いに注意を要した。また、連日多くの観客が押し寄せ、1,000人分用意した観客席の状況を随時把握しながらの当日券の販売となった。








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