日本財団 図書館


 
公式競技【ローラースケーティング】Roller Skating
z0170_01.jpg
z0170_02.jpg
z0170_03.jpg
z0170_04.jpg
秋田大会実施種目・参加選手数
[男子]ホッケー(5人制)、アーティスティック(フリー)、スピード(300mタイムトライアル、500mスプリント10,000mポイントレース、20,000mエリミネーションレース、15,000mポイント・エリミネーションレース)
[女子]アーティスティック(フリー)、スピード(300mタイムトライアル、500mスプリント、5,000mポイントレース)15,000mエリミネーションレース、10,000mポイント・エリミネーションレース)
[男女複合]アーティスティック(ペア、ダンス)
●参加選手数/122人(参加枠/ホッケー計66人、アーチィステック計40人、スピード計48人、合計154人)
●参加国・地域/15
●国際競技団体名:国際ローラースケート連盟(FIRS)
●本部所在地:スペイン
●加盟国(地域)数:82
ローラースケーティング
8月17日(金)〜20日(月)
8月22日(水)〜26日(日)/秋田県立スケート場
8月16日(木) 公式練習
  17日(金) ホッケー
  18日(土) ホッケー
  19日(日) ホッケー
  20日(月) ホッケー
  21日(火) アーティスティック公式練習習
  22日(水) アーティスティック
  23日(木) アーティスティック・スピード公式練習
  24日(金) スピード
  25日(土) スピード
  26日(日) スピード
 
1.計画と準備状況
(1) 競技日程
 過去の全日本選手権大会の経験から、日中は会場が蒸し暑くなり競技には適さない環境となることが予測されたため、競技時間を涼しくなる夕方から晩にかけて行う事をIF・NFに提案した。双方より大方の了承を得て詳細はTDと協議の上決定した。
(2) 会場利用計画
 過去に行われた全日本選手権大会を基に、同様の会場利用計画とした。
 仮設設備については、競技団体より暑さ対策を切望されていたこともあり、選手控室及び役員控室には仮設クーラーを設置し、観客席及び競技本部周辺には扇風機を設置することとした。
 また、観客用スタンドがないため、会場備品の仮設スタンドを設置することとした。
 競技に要する設備等については、ホッケー競技の電光得点盤については、秋田県アイスホッケー連盟より無償貸与を受けることとし、仮設フェンスの設営については秋田県連盟が行うこととした。さらにアーティスティック競技の電光得点盤については株式会社コムネットと、スピード競技の順位判定機については、日本ローラースケート連盟との賃貸契約により準備することとした。
(3) 運営体制
 競技および大会運営の体制については、基本的な業務内容を係別に振り分け、班編制を行った。
 人員については、競技日程が9日間と長期となるため、前半(ホッケー)と後半(アーティスティック、スピード)に分け、競技の規模等を考慮し配置を計画した。
 当初は計画どおりのボランティアの確保が困難となったため、要員数の見直しや追加配置を要請して、運営可能な要員数を確保することができた。
 要員研修については、大会の3ヵ月前から3回開催し、本番に臨んだ。
2.運営と結果
(1) 競技運営
 大会直前までスピード競技の選手変更があり、選手リストの作成が混乱した。
 運営については競技団体が全て担当し世界選手権と同様に進行したため、特に大きな問題はなかった。
 スピード競技において、大会直前にIFの決定によりコースの一番内側の延長を基準とする300mトラックで行うことに変更となったが、支障なく行われた。
 また、競技団体からスピード競技ポイントレースの予選を省略する日程変更の申し出があったが、IWGAではこれを了承しないことを伝え、予定どおり実施された。
 競技結果等の報告については、ホッケー・アーティスティック競技は特に問題なかったが、スピード競技において競技審判との連携がうまくいかず、公式記録の報告が翌日になってしまったケースがあった。
(2) 会場運営
 期間中、台風の接近により会場内に雨漏りが発生した日があったが、スタッフによるリンク清掃を競技の合間に随時行い、支障なく競技を続行することができた。
 ボランティア等スタッフは、欠勤、遅刻もほとんどなく、各班長を中心に懸命に業務をこなした。指示や準備が不足していた部分もあったが、各々がそれを補いながら選手・観客を主体に考え、協力して業務を遂行したことによりスムーズな運営がされた。
 大会初日に、撮影エリアのフェンスが高いためカメラ台をおいて欲しいという要望がメディア関係者から出たため、会場内にあるベンチを台代わりに設置し対応した。
 表彰式後の記者会見については、当初は実施したが、既に選手への取材が済んでいるためかメディアからの質問が少なく、以降の実施を見送った。
(3) 観客の状況と対応
 開場時間は開始1時間前としていたがその前から並んでいる観客がいたため、スタッフの準備が出来次第早めに開場した。
 当日券による入場者が多く、準備していた当日券を追加して販売する日が多かった。特に、アーチィステックおよびスピード競技最終日は満席状態となり、施設内の空きベンチを追加配置したり、立ち見であることを説明の上入場させるなどの対応をした。
 競技中は、進行の妨げになるような行為もなく、プレーに対する拍手や選手への声援により会場内は大いに盛り上がった。
 








日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION