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公式競技【パワーリフティング】Powerlifting
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秋田大会実施種目・参加選手数
[男子]軽量級(−67.5kg)・中量級(−90.0kg)・重量級(+90.0kg)
[女子]軽量級(−52.0kg)・中量級(−67.5kg)・重量級(+67.5kg)
●参加選手数/66人(参加枠/各12人、計72人)
●国際競技団体名:国際パワーリフティング連盟(IPF)
●本部所在地:オーストリア
●加盟国(地域)数:85
パワーリフティング
8月20日(月)・21日(火)/秋田市文化会館
8月19日(日) 公式練習
  20日(月) 女子
  21日(火) 男子
1.計画と準備状況
(1) 競技日程
 日程は、TDと確認の上、当初案のとおり決定した。
 競技スケジュールについては、2000年11月にプレ大会として秋田で開催された男子世界選手権の反省を基に検討を重ね決定した。
(2) 会場利用計画等
 会場の使用計画についてはTDと協議の結果、前年の男子世界選手権時と基本的には同じくすることで合意した。
 施設側からは、大ホールステージへの損傷防止策、幕への炭酸マグネシウム飛散・付着の防止策を講ずるよう要望が出され、これに対し、ステージ上の養生を世界選手権の2倍の厚さにすること、幕は大会終了時にAOCがクリーニングをすることとした。
(3) その他
 ワールドゲームズでは、従来の男子11階級、女子10階級を男女とも3階級に集約して競技を行うことから、公平を期すため体重に応じたフォーミュラ係数を成功した重量に掛けたフォーミュラトータルで順位を競うワールドゲームズ特有のルールを採用した。
(4) 運営体制
 競技運営については、競技団体が責任をもってこれにあたることを確認し、その補助的な業務をAOCが協力して行うこととした。
 競技用具の手配、運搬、整備については秋田県協会が担当することとなった。
 審判員、陪審員については国際パワーリフティング連盟(IPF)より任命された役員で構成した。競技役員は、IPFからの委嘱を受けた日本協会及び秋田県協会役員によって構成された。
 会場の運営については、AOCが担当することとし、支援職員及びボランティアを業務別に配置した。
 ボランティアについては、1日あたりの業務が長時間になる日があることから、十分に人員を確保し、交替勤務が可能になるように配慮した。また、業務別の配置に関しては本人の希望を優先するとともに、業務経験のある者については関連業務への配置に協力を依頼した。
 運営スタッフの研修は、競技前日の業務リハーサルを含めて4回の計画を立てて実施した。競技の概要と運営状況を把握させるため、秋田市文化会館を会場にして行われた秋田県ボディビル選手権の視察なども行った。
 大会前日は、最終確認ミーティング、式典関係リハーサルを実施した。これには、TD及び日本協会競技役員も参加し、細部に渡る業務の確認・修正を行うことができた。
2.運営と結果について
(1) 競技運営
 当初計画通りの進行であり、特に変更個所は無く、順調な運営であった。
(2) 会場運営
 各班に支援職員を配置し、ボランティアのみが対応に苦慮することがないように配慮した。また、班長を中心にミーティングを開き情報交換を行い、改善が可能な事柄については早めの対応を心がけ、一部に負担が集中しないように調整した。
 ボランティアも担当以外の部門であってもお互いが協力し合う形で業務を進め、観客や役員、選手に対しても丁寧な応対がされていた。
 メディアの関心が高く、カメラマン用のビブス(識別用ベスト)が不足するほど取材者が多く、取材ルールに従わないメディア関係者があり対応に苦慮した。急きょMPCに支援要員の派遣を要請し対応策を講じたことにより混乱はある程度回避できた。マナーの悪いメディア関係者に対しての対応は非常に困難な業務であった。
 記者会見等の業務については順調に進行した。
(3) 観客の状況と対応
 2日間ともにほぼ満員であったが、要員の業務開始時刻を少し早めて観客整理にあたることで混乱を回避した。特にトラブルは発生しなかった。








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