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公式競技【ファウストボール】Faustball
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秋田大会実施種目・参加選手数
[男子]チーム
●参加選手数/5チーム、44人(参加枠/6チーム、合計54人)参加国・地域/5
●国際競技団体名:国際ファウストボール連盟(IFV)
●本部所在地:ドイツ
●加盟国(地域)数:14
ファウストボール
8月18日(土)〜20日(月)/八橋陸上競技場
8月17日(金) 公式練習
  18目(土) 予選リーグ
  19日(日) 予選リーグ
  20日(月) 順位決定戦・準決勝・決勝
 
1.計画と準備状況
(1) 日程等
 競技日程は、国際ファウストボール連盟(IFV)とTD、AOCの協議により決定した。
 当初8月17日〜19日との提案がIFVからなされたが、総合開会式と同会場で、しかも翌日からの競技開始では準備作業が厳しいため、18日〜20日とした。
 詳細スケジュールについては、一部チームの不参加やIFVから突然の組み合わせ、試合時間の変更要請などがあり問題が生じた。TDの再三の交渉により解決したのが大会直前となったため、宿泊、輸送、練習計画など、大幅な変更を余儀なくされた。
 また、一チームの不参加により生じた空白時間に追加行事を導入しなければならず、急遽、将軍野中学校の港ばやしや、なまはげ太鼓の出演を依頼することとなった。
(2) 会場等
 競技会場である八橋陸上競技場の練習用コートとは別に、練習会場も必要とすることが分かり、東北電力ラグビー場を確保した。
 八橋陸上競技場、東北電力ラグビー場は、特に施設には問題が無かった。
 両会場の施設管理者の理解により、ポールの基礎埋設が可能となり、芝生についても参加国の選手役員から高い評価を受けた。
 ポール・ネット等はIFVが準備し、ポールについては、日本では規定の物が無いためAOCが製作した。その他の付属の用具は、関係機関・団体等の協力を得て準備することが出来た。
 競技コートと練習コートの設営については、秋田県ファウストボール協会(AFA)、ボランティア、金足農業高校の協力を得た。
(3) 運営体制
 競技の運営についてはIFVと日本ファウストボール協会(JFA)が担当し、AOCは競技エリア以外の運営管理を担当した。
 大会まで班長を中心に、支援職員、ボランティアが一体となって運営計画を策定し、5回にわたって研修を積み重ね、業務内容の理解を深めたが、IFVからの情報がなかなか入らず、実態把握が十分にできないままに本番に入った。
2.運営と結果
(1) 競技運営
 競技開始前に参加チームの連絡会議を実施し、競技運営の詳細にわたって確認を行った。IFV、JFA、AFA合同で、競技の運営は順調に行なわれたが、フルセットにもつれ込んだ白熱した決勝戦が展開され終了時間が遅れたため、ワールドゲームズプラザでの表彰式の時間も遅らせることとなった。
(2) 会場運営
 直前でのアルゼンチンの不参加表明により、タイムスケジュール、組み合わせ、練習計画、輸送等、変更の連続で、混乱の中で競技が始まったが、スタッフの必死の対応と、ボランティアの担当業務を飛び越えての協力と頑張りにより、無事競技を進行することが出来た。
 観客や取材メディアに対しても適切な対応がなされ、トラブルは生じなかった。
(3) 観客の状況と対応
 連日の猛暑の中、予想よりはるかに多い観客が来場し、有料入場者が見込みを上回った。日本ではまったく馴染みのない競技なだけに、観客が集まるかどうか不安だったが杞憂に終わった。
(4) その他
 IFVの理解と寛容さに支えられ、秋田で日本的な手法で競技が開催できたことが競技の成功につながり、各国選手団に喜んでいただいたとともに、世界のファウストボール競技の歴史に残る新しい競技会となった。
 








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