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公式競技【ダンススポーツ】DanceSport
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競技のインターバルに披露された車イスダンス
秋田大会実施種目・参加選手数
[スタンダード5種]
ワルツ、タンゴ、ヴィニーズワルツ、スローフォックストロット、クイックステップ
[ラテン5種]サンバ、チャチャチャ、ルンバ、パソドブレ、ジャイブ
●参加選手数/94人(参加枠/各48組、合計96人)参加国・地域/28
●国際競技団体名:国際ダンススポーツ連盟(IDSF)
●本部所在地:スイス
●加盟国(地域)数:73
ダンススポーツ
8月25日(土)・26日(日)/秋田市立体育館
8月24日(金) 公式練習
  25日(土) スタンダード
  26日(日) ラテン
 
1.計画と準備状況
(1) 競技日程
 TDから提出された国際ダンススポーツ連盟承認のスケジュール案に従い、同じ会場で開催される他競技との調整を行った上で競技日程を決定した。
(2) 会場等利用計画
 競技会場の秋田市立体育館メーンアリーナ中央にダンス競技用フロアを設置。練習会場のサブアリーナ2Fに練習用フロア及び選手控席を設置した。
 また、サブアリーナ1F多目的ホール及び卓球室を仕切り、エキシビションを行う車いすダンス連盟・フォーメーションダンス選手団・オーケストラ一行の控室にあてた。
 競技フロアについては、ユタカ株式会社から木製フロアパネル(28メートル×18メートル)を借用、練習フロアは、県連盟所有のアクリル製パネルを借用した。
(3) 運営体制
 サブアリーナ1F会議室に会場運営本部を設置し、競技運営部(式典部兼務)と会場運営部(総務・報道広報担当及び施設・警備担当)により運営にあたった。
 ボランティア及び支援職員の合同研修等を6回にわたり実施したほか、大会直前からは個別研修を実施し、運営業務の習熟に努めた。
2.運営と結果について
(1) 競技運営
 大会直前に参加国の変更があったが、競技運営上は大きな混乱もなくスケジュール通り進行することができた。
(2) 会場運営
 運営に関わるボランティアは、業務によって出勤時間が違うため、全体での打ち合わせができず連絡事項等の徹底が難しい状況であった。また欠勤するボランティアも少なからずいた。ボランティアへの指示・連絡は班長を通して行い、掲示板等を利用して徹底をはかった。ボランティアからの意見や本部からの要望等については、ボランティアリーダーがまとめ役となった。
 選手役員のバス運行について、大会に入ってから競技団体からの変更要請があり、運行に混乱がみられた。臨時バスの要請等で対応した。
 選手控席 (3F観覧席) の仕切りが不十分で、選手が一般観覧席に座っている場面がみられた。選手を含む外国人対応のため、場内整理係にも語学ボランティアの配置が必要であったと思われる。
 メインアリーナの照明を全灯するとエアコンの能力が追いつかず、室温がかなり高くなった。特に25日は外気温も高く、正装したスタンダードの選手にとっては、厳しい条件となった。
 選手団の昼食提供のため昼食券を配布したが、審判団が別枠になるなど昼食数の把握が困難であった。また、毎日同じようなメニュー (サンドイッチ+果物) のため滞在期間の長い選手役員には不評であった。
 1日に出されるゴミの量が予想以上に多く、清掃回数を増やすなどして対応した。
 多くのメディアの取材があったが、カメラゾーンの変更 (減少) やメーンアリーナヘのメディア入口の不足、メディアガイドの取材エリアとの相違などについてクレームがあった。広報部取材支援班から派遣された要員が調整にあたった。
(3) 観客の状況と対応
 当日券売り場に早朝から並ぶ観客もおり、係員が予定時間前に配置につき、開場時間を繰り上げて対応した。
 当日券の枚数が少なかったため、26日には入場できない観客が多数でて係員が苦情を受けた。開場時の観客入場にあたっては駆け込み等による事故のないよう配慮した。








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