公式競技【キャステング】Casting
秋田大会実施種目・参加選手数
[男子]・[女子]フライ正確度、フライ片手投げ距離、マルチプライヤー(ベイト)正確度
●参加選手数/48人(参加枠/男子36人・女子12人、合計48人)参加国・地域/12
●国際競技団体名:国際キャスティング連盟(ICF)
●本部所在地:スウェーデン
●加盟国(地域)数:38
キャステング
8月22日(水)〜24日(金)/秋田県立中央公園球技場
8月21日(火) |
公式練習 |
22日(水) |
(台風のため中止) |
23日(木) |
予戦 |
24日(金) |
予選・決勝 |
1.計画と準備状況
(1) 競技日程等
2001年3月に日本代表選手決定の最終大会を視察し、審判の位置や競技ルール等について確認した。また、日本代表選手決定の最終大会ということで、事前に選手たちと会うこともできた。大会は競技の特性上、見せるよりも自分たちが実際に参加して楽しむことが主だったが、ワールドゲームズではいかにして観客に楽しく見てもらうかが課題と考えられた。
(2) 会場利用計画等
競技で使用する投擲台、ターゲットなどの用具については競技団体が準備することとし、特に今回はフライ片手投げ距離で計測計を初めて使用することとなり、4台(1台約12万円)が準備された。AOCは、スポーツタイマー、テント等の準備と競技用具の運搬を行うこととした。
その他の用具については、既存施設や競技会場にあるものをできるだけ活用し、財政負担の軽減を図ることとした。
(3) 運営体制
競技運営については競技団体が行うことを確認したが,競技団体より記録補助としてボランティアの配置依頼があった。
TDとの打ち合わせでは、競技運営マニュアルの検討と準備や役割等の確認がされたほか、選手役員の宿泊や輸送についても話し合われた。
2.運営と結果
(1) 競技・会場運営
8月20日、IF会長はじめ役員、日本協会運営スタッフが雄和会場を訪れ、用具と場所の最終チェックと打ち合わせを行った。21日の午後からは公式練習が行われ、国際審判と運営スタッフの打ち合わせも行われたが、台風の秋田への影響が確実になり、22日以降の競技実施についての日程の変更を余儀なくされた。
最終的に22日の競技1日目は中止となり、22日〜24日の3日間で行われる予定であった日程を23日と24日の2日間に短縮し実施した。
これにより、選手役員の輸送時間、競技開始時間等スケジュールの変更、昼食のランチボックスヘの変更などの影響があった。
なお、24日の体験イベントは予定通り行われ、小学生・一般およそ200人が楽しんだ。表彰式は、ワールドゲームズプラザで予定通り行われた。
競技団体では、観客が競技の内容を知り楽しく観戦してもらうために、場内アナウンスで解説を行った。
競技運営では、18人のボランティアと10人の支援職員が運営の補助を行った。台風の影響もあり、当初予定していた業務よりも多くなった。
会場運営では、受け付けや接待については、経験者もおりスムーズにできた。記録補助については、長時間の屋外業務のため各班から要員を出して対応した。ボランティアや支援職員は、多忙な中でお互いの業務を調整しながら助け合い、効率的な方法で業務遂行に努めた。
また、メンタルな競技の1つでもあることから、メディアの立ち入り範囲を明確に区分し(花で囲った)、ボランティアを配置して競技への支障がないように配慮した。
スターティングリストや競技結果の提供、メディアヘの対応は競技団体が行いトラブルはなかった。
(2) その他
本競技は、あまり知られていない競技のひとつであったが、大勢の観客と報道陣の前で大会を行うことができたことに対し、選手や競技団体から感謝の声が聞かれたとともに、初めての国際大会を運営した日本協会に対しても高い評価があった。