公式競技【ボウリング】Bowling
秋田大会実施種目・参加選手数
[男子]・[女子]シングルス
[男女混合]ミックスダブルス
●参加選手数/48人(参加枠/男女24人、計48人)参加国・地域/24
●国際競技団体名:国際柱技者連盟(FIQ)
●本部所在地:アメリカ
●加盟国(地域)数:97
ボウリング
8月21日(火)〜23日(木)/横手市 台由(うてなゆ)ボウル
8月20日(月) |
公式練習 |
21日(火) |
ミックスダブルス予選 |
22日(水) |
シングルス予選・ミックスダブルス決勝他 |
23日(木) |
シングルス決勝 |
1.計画と準備状況
(1) 競技日程
実施種目及び競技日程については、第5回ラハティ大会を参考にして国際柱技者連盟(FIQ)が決定した。競技日は、選手役員に提供する横手市のホテルの繁忙期を避け、かつ、IWGAによる全競技の競技日程調整の結果、決定された
(2) 会場等利用計画
平成11年10月、FIQ会長の来秋の際に、(財)全日本ボウリング協会(JBC)・秋田県ボウリング連盟・台由株式会社(台由ボウル)・AOCとが競技会場の利用について様々な確認を行い、競技レーンの利用方法や各控室の利用計画について協議して決定した。また、既存の観客席がないため、施設内に仮設スタンドを設置することも決定された。
競技会場内におけるメディアの取材エリアについても検討事項となった。カメラ撮影については、当初、プレー中の選手の視界に入り、競技に支障がでるという理由で、撮影スペースが制限されたが、交渉の結果、使用しない端のレーン上にカメラゾーンを設置することが了承された。
競技レーンの整備・競技使用ピンの購入・レーンメンテナンスマシーンの手配は、台由ボウルが行った。使用ボール検定のための、硬度計(ボールの硬さを検定)・バランサー(ボールのバランスを検定)は秋田県ボウリング連盟が手配した。検量器(台秤)については、AOCが手配した。
(3) 運営体制
競技運営体制は、FIQ・JBC・秋田県ボウリング連盟により構成され、競技の運営統括はFIQであるが、開催国競技団体であるJBCが競技運営全てにわたり取り仕切ることになった。また、スコアラーや審判員等については、秋田県ボウリング連盟が担当することとした。
AOCは、競技運営以外の警備・駐車場・観客整理・選手管理等の会場運営部分を行うこととした。会場運営に携わる支援職員及びボランティアの全体業務研修は、3回にわたり開催され、業務の内容、スケジュール等について理解を図った。また、記録担当者による記録集計リハーサル及び式典のリハーサルも行われた。
(4) その地
本大会の競技方法については第5回ラハティ大会の競技ルールを参考にし、ミックスダブルスでは男子・女子1人ずつが予選を行い、上位3チームがファイナルマッチステップラダーに進出する方式とした。
男子・女子シングルスについては、シングルスの予選とミックスダブルスの予選のスコアを合計したトータルスコアにより男子・女子上位10人を決定し、10人によるラウ,ンドロビンポジションマッチを行い、男子・女子上位3人がファイナルマッチステップラダーに進出する方式が採用された。
2.運営と結果
(1) 競技運営
競技スケジュールは、若干遅れる場面もあったが、レーンメンテナンスの時間調整により、終了予定時刻に大きな乱れは生じなかった。
競技記録担当から速やかに競技情報の提供があり、競技結果の報告はスムーズに行えた。ただ、競技結果の入力については、多少の入力トラブルがあったため遅れる場面もあったが、次の日まで持ち越されるような最悪の状況は避けられた。
(2) 会場運営
競技第1日目の8月21日(火)に台風接近に伴う緊急対策として、会場周辺に設置されているテントの撤去作業を行った。その結果、そのスペースを一般観客の駐車場として利用することができ、車両誘導がスムーズに行えた。
運営については、各班長の的確な指示によりボランティアがそれぞれの班業務を確実にこなし、運営上のトラブルは発生しなかった。
メディア対応については、それぞれの優勝者に対しての記者会見を実施した。当初、雇用通訳が会見の進行や通訳を行ったが雇用通訳のみでは進行に支障をきたしたため、JBCに会見の進行・通訳補助を仰ぎスムーズな記者会見が実施された。
(3) 観客の状況と対応
総観客席数は200席であったが、観客は2〜3時間の観戦で帰るという傾向にあり、新たに入場券を買い求める観客に対しては、会場内の観客の数や動きをみながら随時当日券を販売して入場させた。