公式競技【ボディビルディング】Bodybuilding
秋田大会実施種目・参加選手数
[男子]バンタム級(65kg)、ライト級(70kg)、ウエルター級(75kg)、ミドル級(80kg)、ヘビー級(+80kg)
[女子]ライト級(52kg)、ヘビー級(+52kg)
●参加選手数/55人(参加枠/男女、計56人)参加国・地域/22
●国際競技団体名:国際ボディビル連盟(IFBB)
●本部所在地:カナダ
●加盟国(地域)数:172
ボディビルディング
8月18日(土)・19日(日)/秋田市文化会館
1.計画と準備状況
(1) 競技日程
2001年5月までは9カテゴリーの競技を実施する予定で準備を進めていたが、ワールドゲームズヘの参加選手枠が56人と決まっていたことから、男子を5カテゴリー、女子を2カテゴリーとし、1カテゴリーあたりの選手を8人以上になるように変更することをIFの決定事項として連絡を受けた。このためTDと連絡を取り、若干の競技時間の変更が生ずるが大きなスケジュール変更の必要はないということを確認し、原案を調整することで対応することにした。
(2) 会場利用計画の検討と決定の経緯、及び仮設設備の導入経緯
競技会場の利用計画については、当初計画案により実施することでIFと確認をした。壁や床等にオイル・カラー類が付着することを未然に防ぐため、選手が使用する箇所の養生を行う必要があり、日本連盟担当者との調査により選手の導線案を詰めた上で、会場施設職員との協議を行い、専門業者に養生業務を委託することとした。
競技ステージ上のギリシャ柱・屋根の設営及び運搬については、日本連盟の責任で行うこととした他、ポージング台の設営は、秋田市文化会館にある備品を利用して行い、作業は専門業者に委託することとした。
また、アップ場の練習用器具は、秋田県ボディビル連盟が手配し、運搬、設置及び管理を行うことで了解を得た。
(3) 運営体制
競技運営については、競技団体が責任をもってあたることとし、補助的な業務については組織委員会が協力することとした。
会場運営については、組織委員会が業務別に担当班を編制して業務を行うこととした。
ボランティア等の運営スタッフの配置にあたっては、業務の従事が長時間に及ぶ日があることから、十分に人員を確保し、交替勤務が可能になるように配慮をした。また、配置業務に関しては本人の希望を優先するとともに、経験のある関連業務への従事を考慮した。
事前の研修を競技前日の業務リハーサルを含めて4回実施した。
研修は、秋田県連盟の協力を得て、競技の概要を把握すること及びお互いの意志疎通を図ることから始め、順次、班別の業務研修、現地研修を行い、実際の業務の現場や選手、役員等関係者の導線についての共通理解を図った。また、会場の施設職員から防災上の留意点や緊急時の避難経路についての指導も受けた。
大会初日の前日には、最終確認ミーティング、式典関係リハーサルを実施し、細部にわたる業務の確認・修正を行った。
2.運営と結果について
(1) 競技運営
競技スケジュールの変更はなかったが、1日目のプレジャッジの進行が予定より早く進み、約1時間早く競技が終了したため、輸送バス等の手配に追われた。しかし、本部の柔軟な対応により混乱は回避できた。
(2) 会場運営
各班ごとに中核支援職員、一般支援職員、ボランティア要員という構成にして、ボランティアのみが対応に苦慮することがないように配慮した。また、集合時と解散時に班長を中心にミーティングを開いて情報交換を行い、一部に負担が集中しないように努めるともに、改善が可能な事項についてはできるだげ早めの対応を心がけた。
ボランティア自身も各自の業務以外でも協力して業務に関わる姿勢が多く見られ、観客や選手・役員に対しても丁寧な応対がなされていた。
メディアの対応については、大きなトラブルの発生はなかった。記者会見についても、報道広報班が機敏に対応したことにより、順調に実施することができた。
(3) 観客の状況と対応
2日間ともほぼ満席の中での会場運営であったが、特にトラブルは発生しなかった。当日券を求めて早くから行列ができたため、予定時刻よりも早く要員の業務を開始して観客の整理・誘導にあたった。