6.ろう両親の全国組織
・ デフファミリーのみんなに対しても、手話がいいか口話がいいかだけではなく、いろいろな話をしている。同窓会、ろうあ協会も一緒にやっていこうと頑張っている最中だ。ろうあ者としての経験を話しながら、これからも運動の幅を広げていこうと思っている。
・ 私は参加は今日で4回目だが、同じ方もいるが、いつもメンバーが違う。
畠山
去年の北海道のときに、全国のろうの親の組織をつくり、石川で旗揚げをしようという話があった。地域に持ち帰り相談し、準備委員会なども作られた。全国の組織を作るという目標はあるが、まず今回は全国のいろいろな所から代表が出て、点をつなげていき、そこから全国の組織につなげていきたい。去年参加した人が今年も多く参加できればいいと思う。今は、地域に帰ってろう両親の交流会をまずやっていただきたい。来年は栃木だ。それまでには全国的な組織として旗揚げできるように頑張りたい。北海道で理事をしている方は、他にいくつも兼ねて理事をやっている。ろう教育専門でやっていく方を決めていくつもりだ。全国的な情報交換をしたい。皆さんには地域の中で、まず親の会をきちんと作って、情報をどんどんあげていってほしい。
来年はこちらも情報を皆さんに流すので、地域でも会を開き意見を持ってきてほしい。実行委員会を作りたいと思っている。皆さんにも地元に帰って活動をお願いしたい。
・ ろう教育の全国集会で親が集まっているが、2〜3年前より組織を作ろうという話題が出ている。でも参加者の顔ぶれがいつも変わってきて、なかなかつくれない。いつも、集まるメンバーは、前に座っているこのメンバーで、いつも同じような話題になってしまう。皆さんも、地元に帰って活動を広げていってほしい。それからデフファミリーについてだが、同じろうあであるということなどで、本音で話をしてほしい。この全国集会は、意見を言いやすい。ろう学校主催で10月に福井で全国ろう教育研究集会がある。その時にいつも山根さんに会っている。研究会で発表しているろうあ者がとても少ない。分科会で100人以上の参加者がいるが、聞こえる人が多く、ろうあ者の意見が少ない。通訳者がいるのに、ろうあ者の意見がない。積極的に意見を述べてほしい。是非、意見のある方は参加てほしい。健聴者の立場でも意見があると思う。ろう両親としてきちんと意見を言ってほしい。
山根
最後に、全日本ろうあ連盟として話したい。21世紀はろう学校の教育を変えていくための核はろうあ者である。意見を言って、地元に帰って、ろうあ者を含めて活動をしてほしい。来年は同じメンバーと会えることを望んでいる。
畠山
今日は暑い中、2時間本音で話し合えたと思う。お互いに勉強になったかと思う。今まで苦しい気持ちを持ってきたと思うが、少し楽になったか。これらの意見を明日の分科会につなげて、また、地元に持ち帰って説明してほしい。聞こえる親にも情報を伝えるように我々もがんばりたいと思っている。聞こえない子供の将来のために、私達は信じて活動を続け、来年の栃木でまたお会いしたい。今日はこれで終わります。