ろう両親交流会
助言者:山根 昭治(全日本ろうあ連盟ろう教育対策部付理事)
司会:畠山 和子(札幌聴覚障害者協会理事ろう教育対策部長)
1.助言者より
山根
6月の新潟での全国ろうあ者大会で、教育研究分科会があった。その時のテーマは「デフファミリー」であった。特に印象に残っているのは、アメリカでは、有名な大学の校長先生とか事務局長、ろう学校の校長など、社会的に地位の高い人の中にデフの人が多くいるということだ。そういう人達が育った背景にデフファミリーがあると言う。あたり前にろう両親と手話でのコミュニケーションが出来る。デフであっても聞こえても、アメリカでは自分の意志というのをきちんと主張するということが大切にされていると言う。日本の現状を見ていると、まだまだ聞こえないということに誇りを持っているという点では弱いのではないかと思う。今日は2時間という短い時間だが、充分皆さんと話をしたい。