レポート [3]
ろう児の親としての役割 〜育友会(PTA)活動〜
藤光雄・道子(奈良県立ろう学校育友会会長・副会長 奈良県聴覚障害者協会)
1.始めに
2.ろう学校教育環境の今昔
・私夫婦の受けたろう学校教育環境。
・息子、娘の受けたろう学校教育環境。
3.ろう児養育環境の今昔
・私夫婦の小さいときの思い出。
・二人の子どもを育てて見て感じたこと。
4.ろう学校との関わり(PTA活動)
・PTA会長・副会長になったきっかけ。
・PTA活動はろう学校に対し、何ができるか。
5.今後の課題
・健常者との意志疎通と協力。
・ろう者両親から望むろう学校の理想像。
司会:岩本(石川県教育委員会)
子どもが通っている奈良ろう学校での親としての役割、またろう者として、PTA会長としてどういう役割を果たし学校に何をすべきかについての発表があったと思う。
田辺(横浜市立ろう学校)
私もPTA会長をして4年目になる。PTA組織についてお聞きしたい。横浜市立ろう学校のPTAの組織は、市立の小学校・中学校・高校の連絡協議会がある。特殊学校は市立盲学校・養護学校・ろう学校があり、横浜市立ろう学校は特殊学校の中に所属している。参加する会議は、特殊学校PTA会議、横浜市立PTA連絡協議会などがある。奈良県のPTA会議のやり方を教えてほしい。
レポーター:佐藤(奈良県立ろう学校育友会)
奈良県立ろう学校PTAが参加しているのは2つの組織。1つは県立学校PTA(高校と盲学校・ろう学校・養護学校)。
もう1つは近畿地区ろう学校PTA連絡協議会。
司会:森井(奈良県立ろう学校)
聞こえる親・聞こえない親のまちまちのニーズをまとめる難しさや苦労について話してほしい。
レポーター:佐藤(奈良県立ろう学校育友会)
苦労という感覚はない。もし牧師でなかったらお手上げで逃げているかもしれないが。急がずステップをふんで、ろう学校にとって何をすべきかを考えている。
田辺(横浜市立ろう学校)
横浜市立ろう学校の入学式では、幼稚部から中学部まで一緒に参加し、そこでPT A会長は挨拶をする。以前のPTA会長は対応手話を使って挨拶をしたが、幼稚部の子どもは注目しなかった。私は行事の紙芝居を使って挨拶をしたら子ども達は非常に満足してくれた。
レポーター:佐藤(奈良県立ろう学校育友会)
前会長の挨拶の様子を見て学んだ。手話を使って挨拶をしたらよかったという意見もあった。私も絵を使って話そうと思う。