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(6)滋賀(大津)
会場: 大津商工会議所会館
期日: 平成13年6月9日(土)
来場者: 41人
受入機関: 4団体
相談ボランティア: 10名
概要: 滋賀県という場所がら余り多くの来場者は望めなかったが、開けてみるとかなりの人が集まり盛況であった。大津市青少年対策課の方も参加し、不登校経験者の相談ボランティアとはいかなる人達かもご理解頂いた。こちらの新聞にも「ひきこもりからの社会参加」というような内容が載っていたので、職業紹介をしてくれると思ってきた人もいた。大宮と同様の対応で十分な説明と相談に乗ったが、メディアはどうしても目を引くような見出しをつけるのでプレスリリースには十分気をつけなければならない。
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[1]「不登校生の進路と社会参加」シンポジウム
パネラー: 通信制高校教員 杉尾 誠 氏
  京都外国語専門学校 天川 専之 氏
  ACS学院 代表 石井 登 氏
  相談ボランティア 七里 暁美 氏
  相談ボランティア 山田 知明 氏
コーディネーター: 社団法人 日本青少年育成協会 専務理事 近藤 正隆
司会: 社団法人 日本青少年育成協会 理事 山田 義博
討議内容:
山本:不登校生の親の会をやっており、ひきこもりの人には訪問相談を行っている。働く意欲のある人には、コンビニでのアルバイトを世話している。
天川:インターンシップで地域と係わり合いを持ち、社会を知ることができるようになるので、本校でも取り入れ成果を挙げている。
石井:地域社会のあり方として、不当構成や不登校経験者をいつでも受け入れるような体制づくりが必要だ。
七里:不登校生にはよい状態と悪い状態とかなり波があるので、対応が難しいと思う。自分でも声をかけて欲しい時とそっとしておいて欲しい時があった。
山田:先週岡山と高松で開催したが両方とも各地域ごとに相談ボランティアがネットワークを作ると言っており、活動が活発化すると思う。但しその場合、ボランティア同士は相談会で一度会っただけなので連絡や呼びかけを行うボランティアコーディネーターが必要になると思う。
石井:この大津にも多くのボランティアさんが、兵庫・奈良・岐阜と遠くから集まってくれたので、秋の相談会に向けて活動を継続していきたい。
近藤:8月には大阪で相談ボランティアを対象としたカウンセリング研修を行うので、ここで勉強すると同時に交流を深めてほしい。
[2]相談会
 相談に来た方々には、不登校経験のある相談ボランティアに話を聞いてほしい・意見を聞かせてほしいという人が多く、彼等の席は終了間際まで賑わっていた。一方不登校生受入教育機関の方はあまり人が集まらず、相談員を派遣して下さった学校には申し訳ない事になった。
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