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研修機関の選び方
(1)「研修」と「コンサルティング」
◆「研修(講義)」と「コンサルティング(指導)」を混同することが多いが、間違いなく、それらは以下の関係を有する。

「講師」=「教育型コンサルタント」
「講師」≠「指導型コンサルタント」
「教育型コンサルタント」≠「指導型コンサルタント」
内容 「研修(講義)」=「教育型コンサルティング」
「研修(講義)」≠「指導型コンサルティング」
「教育型コンサルティング」≠「指導型コンサルティング」

◆上記表のうち、「研修(講義)」等の内容に関して、それら詳細な連関は次表のような相関関係を持つ。

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(2)研修機関選定上のポイント
◆研修機関は、大手から中小まで様々に存在するが、研修(講義)の世界において重要なのは、「講義カリキュラム」以上に「講師」の“質”であるといえる。
◆その状況に対しては、パンフレットに掲載された講師の略歴を参考にすると良い。指導型コンサルタントと異なり、直接の調整事や共同作業を伴なわないことから、その必要条件としては「知識・経験」となろう。望ましい知識・経験には、マネジメントシステム構築経験・経営指導経験・経営管理経験・(品質管理経験)等が
◆研修機関の選定に当っては、担当する講師の略歴からその知識・経験をポイントとして考慮するのが望ましい。費用の多少によって判断すべきではない。
(3)研修機関利用の仕方
◆まず、「研修(講義)」についてはっきり言及できることは、研修(講義)は必要とする「知識」を得るものであって、それは一般的・普遍的なものが主であり、決して「問題解決」や「手法アレンジ」を求めるべきものではないということである。その理由は、問題解決等に関して、その対象企業の状況が把握できなければ、とても当該企業に合った手法・情報を提供することが困難なためである。








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