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7.4 購買
7.4.1 購買プロセス
(1)購買・外注管理対象区分
 購買品及び外注(アウトソーシング)における内容の概略は、以下の通りとし、詳細は「購買管理規定」及び「外注・アウトソーシング管理規定」に定める。

購買品 購入物品を意味し、適用組織内において購入管理される鋼板・配管材・塗料・鋼製工作物・各種部材・設備・工具・計測器等を指す。
外注
(アウトソーシング)
委託業務又は外注成果物を意味し、当杜の行う製造・サービス提供業務の部分的な委託業務、並びに当社管理設備及び計測器に対する点検・校正・修理業務を指す。

(2)購買・外注管理主管部門
 当社では購買・外注業務に関して、その区分及び主管部門に関して、以下の通り設定する。

区分設計内容 主管部門 担当者
◇製品製造関連部材
◇配管工事関連部材
◇塗装工事関連部材
◇購買部 ◇購買担当者
◇製品製造関連外注
(派遣技能者含む)
◇製造部 ◇製造主任
◇配管工事関連外注
(派遣技能者含む)
◇配管工事部 ◇配管工事主任
◇塗装工事関連外注
(派遣技能者含む)
◇塗装工事部 ◇塗装工事主任
◇技能者派遣外注
(下請負契約締結時)
◇技能者派遣部 ◇技能者派遣主任
【注意】設備・計測器点検・校正業務外注は適用規定に詳細記述。
(3)購買・外注先の評価
 当社において、購買・外注先に対する評価は、以下の管理形態を採る。
[1]購買・外注先に対する各種要求事項を、当社は「能力評価基準」として体系化し、これを当社独自の登録制度と連動させて運用する。
[2]新規の購買先及び外注先に対しては、それぞれ「購買管理規定」及び「外注・アウトソーシング管理規定」に従い必ず評価し、結果が良好ならば登録する。
[3]既存の購買及び外注先に対しては、「購買管理規定」及び「外注・アウトソーシング管理規定」に従い必ず評価し、登録維持の可否を決定する。
[4]登録において、登録許可となった購買先・外注先は、登録簿に掲載され維持管理される。
[5]「購買管理規定」及び「外注・アウトソーシング管理規定」には、購買先・外注先に対して適用する当社管理方式及び管理対象範囲について規定される。この方式及び範囲は、購入製品及び外注成果が、以後の製品実現プロセス及び当社の最終製品・サービスに対する影響度合いに応分し設定され、かつ既存の購買先・外注先の場合には実証された能力及び実績にも応分して設定する。
[6]評価及び関係の処置に関する記録を必ず維持管理する。
(4)購買・外注先の選定
 当社において、発注時に行われる購買・外注先に対する選定は、以下の管理形態を採る。
[1]購買品・外注を発注するに先立ち、登録された購買先・外注先から必ず選定し、登録していない業者からは購入しない。
[2]選定に対しては別途選定基準を設定する。
[3]選定及び関係の処置に関する記録を必ず維持管理する。
(5)購買・外注先への発注
 当社において、購買・外注先に対する発注は、以下の管理形態を採る。
[1]購買先・外注先に発注を行う場合には、次項「7.4.2購買情報」に基づき当該発注内容を明確にした購買文書を作成する。
[2]上記(4)において選定した購買先・外注先に作成した購買文書を提出し発注する。
(6)購買・外注先への管理監督
 当社において、購買・外注先に対して管理監督を行う場合には、以下の管理形態を採る。
[1]船体ブロック、ハッチカバー、タンク製造及び配管工事並びに塗装工事において、派遣技能者を扱う場合には、その管理監督を行う。
[2]配管工事及び塗装工事において、建設業法適用の工事にも外注先への管理監督を行う。








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