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2.5閉会挨拶
(1)VINAMARINE副総裁挨拶
ヴオン・ディン・ラム VINAMARINE副総裁
 ご来賓の皆様およびご列席の皆様
 
 本セミナーにおいて、横浜国立大学の池田先生の「港湾開発及び海上環境管理」についてのご講演をお聞かせいただきました。これは非常に役に立つテーマで、講演の中で港湾開発および環境保全において様々な実際の経験が述べられました。セミナーで取り上げられた日本の海上安全確保・開発の過程は我々にとって非常に大きなアドバイスになります。
 
 午後には,菅野船長から前回実施されたクアンニン省地域の海上安全のインフラ設備に関する調査報告および事故防止対策についてのご講演をお伺いしました。
 
 ヴィエトナム国家の海運管理機関として、日本の専門家の方々から発表いただけたことに感謝申し上げます。そして、VMSのドイさんやクアンニン省DOSTEのタインさん、ハロン湾管理局のティンさんやクアンニンポートオートソリティのヴィエットさんなどヴィエトナム側の方々にも発表していただけたことに感謝申し上げます。
 
 さらにVINAMARINEの代表として、ご列席の皆様に感謝申し上げます。ハロン湾の海上安全保護かつ事故防止のために航路標識のシステムについて調査及びご協力をいただいたJTCAにも心より感謝申し上げます。
 
 ヴィエトナム側代表者の方々は、池田先生と菅野船長の発表を高く評価したことと思います。
 
 JTCAの調査および本日のセミナーでは、我々に多くの知識を教えてくれました。本プロジェクトが将来、ハロン湾における海上安全および環境保護に役に立つことを心より希望いたします。
 
 最後に、VINAMARINEを代表して、本セミナーに出席してくださった日本からの代表者、日本大使館の代表者およびJTCA専門家の方々に感謝申し上げます。将来カイラン港をより有効に開発できるように、今後も日本の専門家の方々からのますますのご協力を望んでおります。
 
 皆様のご健康をお祈り致します。
(2)(社)海外運輸協力協会理事長挨拶
山下哲郎 (社)海外運輸協力協会理事長
 
 最後に一言お礼の言葉を述べさせて頂きたいと思います。
 
 本日は大変長時間にわたって熱心なご討議をして頂けた事を心より感謝致します。特に質疑応答の時間になりましてから、ヴィエトナム側各代表の方々のお話を伺えて大変有り難かったと思っております。
 
 美しいハロン湾でこれまで事故が無かったと言うことは皆様方のご努力の賜物だと思い、大変感銘を受けました。特に美しいハロン湾を絶対に破壊してはならないと言うのが参加された皆様方の共通の認識であると言うことをつくづく肝に銘じました。
 私共も同じ立場から幾つかの経験の披瀝と提案をさせて頂きましたけれども、それに対して暖かい評価の言葉を頂けたので大変嬉しく思っております。
 開発と保全という大変難しい問題でバランスを取るのが大変に難しい分野の問題かと思います。特に問題が多岐にわたって、多面的な問題であると言うことが大きな問題の1つであります。安全を保つために色々な設備や機材を整備して、新たなシステムとしてモニタリング含めた新たな制度を作らなければいけない。或いは船舶の航行を規制する規制面の問題とか、更にはみんなの意識まで変えるというように、皆様から出てきたお話大変広い分野に亘っていると思います。
 私達は、日本がこれらの問題に対して正解を持っているというわけではなく、大変苦労して失敗を重ねてきたわけですけども、その中で学んだことを皆様方に苦労の経験として先程報告させて頂いたわけです。
 これからも私達でお役に立てることが有るならば一生懸命努力をしたいと思っております。大変長い間にわたる議論、しかし大変実りの多いディスカッションだったと思います。
 
 ここで素晴らしいプレゼンテーションをして頂きました池田教授と菅野船長に対して暖かい拍手を頂けると有り難いと思います。
 それから最後になりましたが今回のセミナーを成功させ実現されるのに大変ご協力頂きましたVINAMARINEのラム副総裁以下の皆様方に心からお礼を申し上げたいと思います。また暖かい拍手をお願い致します。
 どうも大変長い間ありがとうございました。
 
司会(ズン局長):
 JTCA山下理事長、どうもありがとうございました。
 
 これで本セミナーを終了させていただきたいと思います。
 私より、皆様によい週末、楽しいクリスマス、幸せな新年が訪れますよう、心よりお祈りいたします。








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