・同じもので皆が満足するものはない。汎用的に安くたくさん作れるものを、タイプ別に作る必要があるのではないか。トイレ協会版を創作。
・一般の人が使っている普通のトイレの中に広めのブースを入れて、様々なバリエーションをトイレの中に入れていく。精神的に隔離されたようなところがあるので、一般の人と同じ場所で使ってもらう。メーカーは情報不足の部分があり、車いすの使い方を把握しきれていない。
・『ネット作ろうaccessibilityガイド』で550駅および周辺の情報提供をしている。トイレについても、車いす用トイレがあるかないか情報提供。自動扉か壁がどちらかまで書いている。情報提供者は、知らないボランティアの方。トイレと建物のミスマッチ、鍵のミスマッチ、駅員の対応のミスマッチ、スイッチの位置のミスマッチ。中に“鍵がかかっていて調べられなかった”。
・先天性の弱視。トイレはユーザー。個人的にトイレの場所を探すこと、男女別、水を流す方法等、負担なくできるガイドラインが必要。
・視覚から見たバリアフリーを研究。場所がどこにあるかということと、操作方法をわかりやすくすることがポイント。目立つサインにすると、一般の人が違和感を持つ。この点の協調を考えていきたい。
・労働省関係の障害者職業問題の研究施設にいる。自分も弱視。個人的立場で言うと、サインを見やすくするため、背景と絵柄のコントラストをはっきりとさせ、眼の近い位置においてほしい。サインを見やすいように照明への配慮もほしい。
・基本タイプの見直し。大きさからの見直しが必要。トイレに与えられる面積を大きく。学生に対してもトイレを必修課題にするとよい。
・学校がバリアフリーでない。震災時には学校が避難場所になる。
・『脊損ニュース』に書いている。全国の脊損連合会でバリアフリー祭を開催した。ホテルの扉をはずしてカーテンをつけただけで、普通のトイレがバリアフリーで利用できた。華美に考えるのはやめて、普通のトイレをみんなで使えるのがユニバーサルだと思う。世の中がバリアフリー対応になっていればよい。特別に“障害者のために”と考えることを頭から払拭して、世の中全体を安心できる社会にするための、ユニバーサルについて考えるべきだ。
・便座の構造と便所について。前割れの便座がほしい。前後の距離が必要。ウォシュレットは前にゆとりがない。便器と洗面台の位置が悪い。
・ケアする人の立場から発言。荷物を置ける場所がほしい。尿瓶の洗える場所がほしい。iモードを駆使して情報発信。
・世田谷区はトイレを重点事業として進めている。子供の意見を取り入れて進めている。障害者の部分についても、これでいいのか危惧している。
・公立の小学校の改修をしている。2m角の身障者トイレを作っていたが、自分だけ身障者用の扉を開けて使うのは抵抗があることがわかった。また、卒業した後の使い道として、タバコを吸う場所やリンチの場所になるということで、鍵を閉められたり、物置になったりした。利用者がいなくなったら使われなくなる。今年から、誰でも使えるトイレ、男女に各一つずつ、車いすが対応できるトイレを作っている。かなり評判がよい。