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トイレがあれば1泊くらいなんとかなる。

現在は3500軒くらいあるのではないかと考えている。来年第5版を出版予定。

一般に観光地は、旅館の数の割合からいうとバリアフリーの宿泊施設が少ない(例えば、別府温泉、草津温泉、箱根温泉、伊東温泉―群馬県22、静岡県49、大分県37)。これが日本の観光地ということになっているので、引っかかるところだ。

なぜ宿泊施設にこだわるかというと、旅行の意欲が非常に旺盛で、障害者の旅行が増えているからだ。そんな中、ガイドブックの評判がよくて飛ぶように売れている状況だ。年末、春先によく売れる。高齢者の寝たきりの方も、家族に連れられて旅行に行っているのではないか。障害者や車いすの方だけでなく、高齢者の方にも便利だといわれている。

トイレについては、自分たちなりにやっている。毎月発行している『脊損ニュース』でもトイレ特集をやっている。数はともかく、トイレの内容、使いやすいトイレに触れている。興味深いことが書かれている。

トイレにこだわって物事を考えている。今回の交通バリアフリー法案については、国会や委員会で意見を言っている。基準や法律に意見を反映させていくところだ。

支部では、地方でトイレマップをつくる段階にきている。トイレマップがあると出かけられる。滋賀県、岩手県、栃木県ほか。そのようにして、障害者の社会参加を促す活動をしている。

横浜などは何の心配もない。別に表示も必要ない。トイレのあるところには必ず車いすトイレがついている。

内容について今後意見を言っていかなければならない感じを持っている。100人集まれば100通りの意見を持っている。

 

 

 

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