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2. CEFACT/LWGの活動

 

2.1 勧告第31号の採択

 

2000年3月に開催されたCEFACT第6回総会では、国連勧告第5号「インコタームズの略号」、第19号「輸送モードコード」、第21号「貨物形態、荷姿、包装質材コード」および第24号「貿易および輸送のステータスコード」の改訂案が承認され、また新たに勧告第28号「輸送手段タイプコード」および勧告第31号「電子商取引協定書」が採択されました。勧告第31号は、CEFACT/LWGの初めての成果文書であります。1995年3月に採択された勧告第26号「電子データ交換のための交換協定書の商的使用」に関連して行われた作業に基づいて、その範囲をEDI以外の電子通信方法にまで広げ、インターネット上で、電子的に申込・承諾によって契約を締結する場合のモデル・アグリーメントを提供しています。

CEFACT/LWGの第10回会議が2000年12月にジュネーブで開催されました。この会議の議事要旨を、以下に述べます。

 

2.2 各国の最新情報

 

2.2.1 オランダの最新情報

オランダにおける「共同規制/自己規制」“co-regulatory/self-regulatory”を中心に、下記の4件について報告が行われました。

・Global Business Allianceおよび欧州連合(European Union)との共同の下に進められている英国/オランダの開発成果(initiative)をベースとする行動規範の承認方法

・デジタル署名に関する欧州委員会指令(European Directive on Digital Signature)をオランダに導入するための法案

・セキュリティ・サービス機関の意見に基づく、データにアクセスすることの適法性問題

・オンライン紛争に関する規制および仲裁

 

2.2.2 ドイツの最新情報

ドイツにおけるeコマースに関連して、次の4分野の報告が行われました。

 

 

 

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