1.5.1 流通性書類のEDI化に関する最新情報の収集と評価
例年どおり、本年度も委員会を8回開催しました。各委員会において、各委員の報告のほかに、以下の情報を含む、流通性書類のEDI化に関する最新情報の報告・評価が行われました。
1] 流通性書類のEDI化に関する全般的な資料
2] Bolero及びTEDIに関する最新情報
3] わが国及び諸外国における輸出入手続(許認可制度)のEDI化の現状
4] わが国及び諸外国におけるEC法、電子署名法等に関する最新情報
5] UNCITRAL、ICC等の電子商取引に関する取組み
6] 情報技術に関する最新情報:ebXML、XML/EDI等
7] その他
1.5.2 平成12年度報告書作成方針
平成12年度報告書のフレームワークの考え方として、次の4案が検討されました。
1] 各委員の執筆による論文集形式とする。
2] 過去4年間の調査研究活動を含め、最終版としてこれを体系的に纏める。
3] 電子式船荷証券に関する最新の情報、トピックス等を含めた特定課題を中心に纏める。
4] 平成11年度報告書のQ&Aの改訂版を作成する
検討の結果、一番目の論文形式に決定し、過去4年間の調査研究成果を踏まえて、最終報告書を纏めることになりました。各委員に、論題を提出していただき、委員会において中間報告をお願いし、各委員の意見を考慮して、訂正のうえ提出していただくという手順をとりました。
1.5.3 平成12年度EDIセミナー開催
平成12年10月26日(木)に、下記の内容及び講師によるEDIセミナーを開催しました。
1. 国連ECE/CEFACTにおけるEDIFACTへの取組み等
講師:伊東健治氏(アジア担当CEFACTラポーター)
2. 流通性書類(船荷証券など)のEDI化に関する考察
(1) 流通性書類のEDI化への取組み
講師:朝岡良平氏(早稲田大学名誉教授)
(2) 業務処理的側面からの考察
講師:鹿島誠之助氏(住友商事株式会社物流保険事業グループ長)
(3) 技術的側面からの考察
講師:菅又久直氏(電子商取引推進協議会主席研究員)