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3.2 造船所の活動

 

本調査では、バタム島内の8つの加盟造船所、1つの非加盟造船所、並びにBSAの非加盟造船所でバタム島の西部にあるカリマンブサール島に位置するKarimun Sembawang Shipyrad社の10社の造船所訪問した。これら全ての造船所は、マラッカ海峡沿いに理想的な形で位置しており、造船及び船舶修繕事業において主要な役割を果たしている。訪問した造船所は以下の通り。:

3.2.1 PT. Nanindah Mutiara Shipyard (PMA)

3.2.2 PT. Pan United Shipyard Indonesia (PMA)

3.2.3 PT. Batamas Jala Nusantara (PMA)

3.2.4 PT. Jaya Asiateic Shipyard (PMA)

3.2.5 PT. Pandan Bahari Shipyard (PMA)

3.2.6 PT. ASL Shipyard Indonesia (PMA)

3.2.7 PT. Palma Progress Shipyard (PMDN)

3.2.8 PT. Bandar Victory Shipyard (PMDN)

3.2.9 PT. Kunangan Marindo Laksana Shipyard (PMDN)

3.2.10 PT. Karimun Sembawang Shipyrad (PMA)

 

それぞれの造船所の詳細は第2章に記した。

訪問した造船所の大多数は外国投資法に基づいて設立されており(PMA)、3社だけが国内投資(PMDN)企業であった。PMDN企業の能力及び規模はPMA企業と比較して小さいものであった。活動の集中度も異なっていた。

PMA造船所がシンガポールの親会社との関係が近いほど、バタムの造船所の活動も活発であるということがわかる。シンガポールとバタムの造船所の良く調整された良好な関係は、PMA造船所が存続するために必要な基本的要素を満足させるには充分であり、営業活動の主要な機能を共有することは初期の段階における競争力を増すことになる。

当初注文は親会社より発注されており、充分な実績を作った後にPMA造船所はマーケティング活動を行う。PMA造船所の財政面は、シンガポールの銀行及び他の金融機関によって低コストで提供されている。技術面は、親会社の造船所からPMA造船所に専門技術者を管理職として派遣することにより移転される。

初期の段階で親会社がPMA造船所と共有する機能は、エンジニアリング及び材料調達である。

 

 

 

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