日本財団 図書館


表3-10 国際貨物の種類別取扱量(1959/2000年度)

061-1.gif

出所:Australian Association of Ports & Marine Anthorities

出典:Australian Association of Ports & Marine Anthoritiesのホームページ

 

前述のように、オーストラリアには大小含めて約60の港がある。メルボルン、シドニーおよびブリスベンなどは、コンテナ貨物、液体貨物、バルク貨物、一般貨物すべてを取り扱う多目的港になっている。他の多くの港では、天然資源などの輸出港であるところが多く、バルク貨物が多くなっている。天然資源の取り扱いが特に多いのは、鉄鉱石の輸出港であるPort HedlandおよびDampier (西オーストラリア州北部)、また石炭の輸出港であるHay PointおよびAbbot Point (グレートバリアリーフ近辺)などである。

また、表3-11からわかるように、上位10港で、重量ベースでは全体の約80%、金額ベースでは約87%を占める。重量ベースでは8位と10位のシドニー、メルボルンが、金額ベースではトップ2になっているが、これらの港では工業製品など付加価値の高い貨物が多いためと考えられる。これらの港は前述のように多目的港となっており、バルク貨物の割合がオーストラリア全体平均より少なく(重量ベースでシドニー港-38%、メルボルン港-20%)、コンテナ貨物の割合が多くなっている(重量ベースでシドニー港-30%、メルボルン港-38%)。また、重量べースで上位10港にはいっているが、金額ベースでははいっていない港は、鉄鉱石輸出港のPort Hedland, Port Walcottである。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION